自転車はここを走る! (エイムック 2344)

  • エイ出版社
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感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (123ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784777922611

感想・レビュー・書評

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  • この本は自転車乗りはもとより、ドライバーや乗らない人にも読んでもらいたい。
    自転車に乗るからこそ知っておかなければならない法律や現在の道路環境が詳しく書かれている。これに則った走行をすればまず間違いがない。しかしながら、いくら自転車乗りが法律を守ったところで他の人間がそれを知らなければ意味がなく、お互いに危険な状態が続く。
    自転車を乗らない人も自転車がどう動くのか知っておくべきであろうと思う。

  • 摂南大学図書館OPACへ⇒
    https://opac2.lib.setsunan.ac.jp/webopac/BB99378365

  • すべてを実践するのは難しいけど、自分や他者の自転車の乗り方がマナーとして良いのか悪いのか考えられるようになり、外を歩くときの意識が変わった。

  • 2007.7 自転車安全利用5則
    1.自転車は、車道が原則、歩道は例外
    2.車道は左側を走行
    3.歩道は歩行者優先で、車道よりを徐行
    4.安全ルールを守る
    5.子どもはヘルメットを着用
    2011.10警察庁の通達、自転車は車道徹底、自転車横断帯を廃止
    車道を走っていた自転車は、歩行者自転車信号があっても車道の信号に従う
    歩道こそが交通弱者の聖域

  • 改正道路交通法でタイムリーな一冊。自転車が道路のどこをどうやって走るべきか、つくりの悪い交差点を引き合いにだして解説していて、自分も「どうしろっていうんだ」って思ったことのある交差点に「そうそう」と思いながら読んでいました。個人的に新たな発見だったのは、ブレーキの説明について。「右ブレーキ(前輪)はつんのめって危ないという人がいるが、自転車のブレーキの主役は右ブレーキである」という点。確かに、左ブレーキをいくら強めに握ったところで、急停止はしにくいし、むしろ滑る。この辺は、奥トレでも説明に補足が必要だなと思いました。

  • 自転車はここを走るというまさにタイトル通りの本。漫画も取り入れてわかりやすく解説している。バス路線を自転車が走行しても良いとか、自転車は前方に赤色灯を点けてはならないとか、一般的にはあまり知られていないこともあって勉強になる。安全のためのヘルメットを推奨している著者が、ヘルメットのあごひもをきちんと締めていないところが引っかかった。

  • やっと読みました。
    法律論としてではなく、車道をいかに安全に走るか、に着目した本ですね。

    本当は自活研の自転車検定にイチャモンつける前にJABLAWあたりが、本当に正しい走り方、また、それが実地に照らして運用が難しい場合の改善点などをまとめて、きちんとした本としてまとめるべきなんだと思います。
    実際には重箱の隅をつつくようなことしかやっていないのが、残念でなりませんね。

  •  自転車ツーキニスト教開祖ヒキタさんの本。内容はタイトルそのまんま。自転車は軽車両であり、道交法上は車道の左側を走ることが義務づけられている。いくら大多数の自転車が歩道を当たり前のように走っていようが制度上はそうであり、自転車事故の増加とともに、2011年から警察庁もその徹底に乗り出した。だがしかし問題山積。本気でやる気あるの?...、という内容。
     ぼくはヒキタさんのメルマガ購読者だし、そこに紹介されているwebリンクもマメに読んでいるので、このへんの実情はよくわかっている。それより何より、最近は乗ってないけれど数年前まではぼくも家から大学まで約40分の道のりを自転車ツーキニストしていたので、ここにあがっている問題点はいちいちうなずけることばかり。たとえばp52の六本木二丁目交差点。ぼくのルート上の北45東1交差点がまさにこれ。創成川通り南行線から旧道の東1丁目線が左方Y字状に分岐していて、左車線からは道なりにそちらへ流れる車が多い。のに、ぼくは創成川通りのまま右直進方向に行きたい。青信号でもここを通過するのはほんとに恐い。書いてあることがよっくわかる。それ以外にも、読めば読むほどいかに車道が走りにくいかがよくわかる。う~む本の趣旨からは逆効果では、とさえ思える。まあそれが実態なのが事実なのだけど。
     というように、ぼくが今さら読んでも目新しいことはないのであって、この本を読んでほしいのは歩道を走るのが当たり前だと思っている大多数の人と、自転車通行の実態もよく知らないで交通行政に携わっている役人たちだ。だけど、そういう連中はこんな本を手にとって読むことはまずないんだよね。かくして実態はいつまでも改善されない。そのことは著者もよくわかっているようで、最後のページ(p123)の結論はあれれと思うような絶望感漂うしめくくり、というか投げやりに終わっている。なんだかなあ。カラ元気でもいいから正論をぶち上げて華々しくまとめてほしかったけど。ヒキタさんがそんな弱腰でどうすんだよ!(笑)

  • 自転車のルールを知らない人が、この本を読んでくれたらどんなにいいか。
    それにしても、道路の設計をするのに自転車のことを全く考慮してないところがずいぶん多いんだなぁと実感。

    自分だけはルールを守って走ろう…。

  • 薄い本ですが、細かな字でけっこうびっしり書かれていて、けっこうな読み応え。(高齢者にはちょっと厳しい本かも)

    さまざまな事例をイラストや写真を使って、法律を根拠に現実的な解決法を含め解説しています。
    改めて確認するところも多く、スポーツバイクに乗る人以外でも自転車に乗る人は一度読んでみると良いと思います。

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著者プロフィール

自転車で通勤する人をさす「自転車ツーキニスト」という言葉で、都市交通としての自転車活用を提唱。雑誌連載、メールマガジン、ラジ、講演などを通じ、エコでたのしい自転車の魅力を精力的に伝えている。『自転車“道交法”BOOK』(小林成基氏と共著 木世出版)ほか著書多数。3児の父。NPO法人自転車活用推進研究会理事。自転車の安全利用促進委員会会員。

「2015年 『おやこで自転車 はじめてブック』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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