まんがのソムリエ

著者 : 中野晴行

• 小学館クリエイティブ(小学館) (2014年5月26日発売)

作品紹介・あらすじ

このマンガがおもしろい！

まんが道からキングダムまで。
少年マンガはもちろん、青年コミックから少女マンガ、ギャグマンガ、懐かし
マンガ、オルタナティブコミックまで、読むだけでも日本マンガの豊饒さ
を感じることができる内容です。単なるマンガの紹介にとどまることな
く、改めて日本のマンガへの理解を深め、それぞれのマンガの歴史的意味
や社会的な評価の変遷など、マンガ好き読者に止まらず、
“マンガ”に関心のあるすべての読書家の期待に応える一冊です。

過去から現在の日本の名作マンガをカテゴリーに分け、一篇一篇のマンガの魅
力を読者に伝えます。時にマンガ評論を通した時評であったり、マンガ
家さんたちの本音の紹介であったり、また、社会考察であったりと、マン
ガを多角的に観察し解説します。

感想・レビュー・書評

[dai-4さんの感想 · 2019年9月2日]

図書館でフラッと借りた本。書評集、中でも漫画系となると、つい手が伸びてしまう。選者の個性が良く出てて、面白いライナップになっている。9割がた読んだことがないもので、比較的新しいものの中からもチョイスされているのも良い。いわゆる古典に興味がなく、ギャグマンガも基本はパス。そんな中、10作品くらい、読みたい作品が見つかった。1割既読、1割望読。悪くない確率。

著者プロフィール

1954年生まれ。大阪府立泉陽高等学校卒。和歌山大学経済学部卒。編集者・ライター・京都精華大学客員教授。（社）日本漫画家協会、日本SF作家クラブ会員。『マンガ産業論』（筑摩書房 2004年）で、日本児童文学学会賞奨励賞、日本出版学会奨励賞、『謎のマンガ家酒井七馬伝』（筑摩書房 2007年）で、日本漫画家協会特別賞を受賞。

「2014年 『再び大阪が まんが大国に甦る日』 で使われていた紹介文から引用しています。」