万博の歴史:大阪万博はなぜ最強たり得たのか (小学館クリエイティブビジュアル)

著者 :
  • 小学館クリエイティブ(小学館)
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784778036096

作品紹介・あらすじ

歴史を紐解きながら万博の本質と課題に迫る

19世紀半ばにロンドンで生まれ、近代化を競う欧米列強が推進した「万国博覧会」は、世界最大の国際イベント・最強のコミュニケーションメディアとして国際社会に君臨してきました。万博は日本がもっとも注力してきたイベントでもあり、1970年の大阪万博は戦後日本の一大エポックとしていまも日本人の記憶に深く刻まれています。
しかし社会環境の変化と制度疲労が重なる状況下にあって、これまでなんとか持ちこたえてきた万博も、いまはかつての輝きを失い、歴史的な岐路に立っています。このまま老衰を迎えてしまうのか、あるいは再生を果たすのか。その命運はまもなく決するでしょう。
万博という史上初の国際イベントがなぜ、どのようにして生まれ、どんな役割を担ったのか。その後どのように発展し、どのような問題に直面し、どのように乗り越えてきたのか。そしていま、いかなる事態に直面しているのか。こうした問題について通史的に読み解きながら、現状の問題と課題をさぐり、今後の展望と可能性を考えます。それはそのまま「大阪万博がなぜあれほどの強度を持ち得たのか」に対する回答にもなっています。

感想・レビュー・書評

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  • 万博165年の歩みを時系列でたどりながら、その本質と課題を読み解いていき、万博が現在は、はかつてのような影響力を持ちえない理由を探っていく過程を楽しめました。

  • ●タイトル通り万博の歴史を詳細に記している。成り立ちから、どのように発展し、変化してきたのか、今後の万博はどうなっていくのか等、非常に興味深く読めた。

  • 万博がなぜ、どのようにして生まれ、どんな役割を担ったのか。そして、その後どのように発展し、問題を乗り越えてきたのか。また、今直面している事態とは何か。こうした問題について通史的に読み解きながら、万博の現在の問題と課題を探り、今後の展望と可能性を考える。それが「大阪万博がなぜあれほどの強度を持ち得たのか」に対する回答にもなっている。

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著者プロフィール

平野暁臣(1959- )
空間メディアプロデューサー/岡本太郎記念館館長

大阪万博で岡本太郎が創設した現代芸術研究所を主宰し、イベントやディスプレイなど“空間メディア”の領域で多彩なプロデュース活動を行う。2005年岡本太郎記念館館長に就任。総合プロデューサーとして、「明日の神話再生プロジェクト」「岡本太郎生誕100年事業(TARO100祭)」「太陽の塔再生プロジェクト」を率いた。『入門! 岡本太郎』(興陽館)、『万博入門』『大阪万博』『岡本藝術』『太陽の塔』(小学館)、『太陽の塔 新発見!』『太陽の塔―岡本太郎と7人の男たち』(青春出版社)ほか著書多数。

「2023年 『明日の神話 1967-2023』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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