恋は舞い降りた (ショコラコミックス)

著者 : あじみね朔生

• 心交社 (2008年8月25日発売)

感想・レビュー・書評

[sktless1008さんの感想 · 2011年11月28日]

東洋のとある架空の国を舞台にしたオムニバス。
どのお話も短くはありますが内容はしっかりしており、美しく、神秘的な世界観は楽しめます。

表題作は、生まれながらにして婚約者と決められた”玲音”と”火苑”のすれ違いの物語。互いの何気ない言動が誤解を生み、想い合っていながらもしきたりや掟に縛られ、なかなか本音で向き合えない2人が切ない。

その他収録されている短編のほとんどが、こういった王家・貴族のお話で、どれも国の為、あるいは一族の為に生きる男たちの悲しみや、愛する者を守りたいという強さが描かれています。


独特の雰囲気を持った素敵な作品なので、良い評価をしたいところではあるのですが、どのお話も受けを女性に置き換えても成り立ってしまうと思えてなりません。
BLを読んでいるという感覚には程遠いかな？と…。
もちろんこれが、男同士の結婚がまかり通るような世界のお話ということで、そこを敢えて強調していないのだろうとは思うのですが…。

内容はさておき、このオリエンタルでファンタジックな世界観を見事に表現する、あじみね先生の画力はやはり素晴らしいの一言に尽きます。

[BLcomicsさんの感想 · 2009年11月10日]

○恋は舞い降りた　
○恋は舞い降りた after　
○東方華伝 一話　
○東方華伝 二話　
○東方華伝 after　
○恋のはなし　
○恋のはなし after　
○楽園の瑕　
○楽園の瑕 before
○あとがき

[りえごん。さんの感想 · 2009年2月10日]

最初のカップルで連載して欲しかったなぁ