ただ一人の男 4 (ショコラ文庫)

著者 :
  • 心交社
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (276ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784778112165

感想・レビュー・書評

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  • 少しずつ変わってきた如月。変わるのは良いことなのだろうけど、本人からしたら怖いことなのかも。なんとも思わなかったことが、恐ろしく感じてしまうのだから。それでも周りのことが見えるようになってきたところや、ちょっと子供っぽいところを見られるのは楽しい。尾崎に対しても、大切だから言えない。のではなく、もっと相談できるようになるといいな。と思った。何がなんでも守ろうとするだろうし。

  • ★4.0。シリーズ4。口絵のちょっと前髪を垂らした攻の色気が強烈過ぎる…。亜樹良さんの挿絵がベストマッチのシリーズだなあ。今回は私の大好きな「受のトラウマ克服」話!受が次第に追い詰められながらも攻に甘えられずついに暴走してしまう様子が痛々しく、そして萌え。しかし肝心な時に攻の不在が続き、多和田さんが良い所取りしちゃったような気も。攻がもう少し早いタイミングで気付くか、怒って突き放すより抱きしめて受け止めて欲しかったなあ。そういう意味での甘さと安心感が欲しかったかな。最終的に充分甘かったんですけどね!

    番外編ペーパーSS「やっぱり猫が好き?」読了。猫を可愛がる攻、猫に嫉妬する受がかわいい。受の「にゃあん」がシュール過ぎる(笑)

  • シリーズ第四弾

  • 完結編。今までは尾崎の愛情と保護があって如月の心の平静が保たれていたのですが、今度は自分自身に向き合いトラウマを乗り越えていきます。人として徐々に目覚めていく成長ぶりが顕著な如月です。

    とは言うものの、尾崎以外の人間にも感情が向けられるようになったことでの副作用はハンパないものがありました。「5歳児並み」と多和田に断言された如月の精神は、自分では大丈夫と思い込んでいただけで実はデリケートそのもの。
    そんな彼が自分自身を取り戻そうとして、間違った方向に暴走してしまいます。それもこれも、両親を殺害した犯人に裁判で遭遇したのが原因のようです。そして、両親を殺されたから憎いのではなく、今度は尾崎を失うかもしれないという強迫観念から、容疑者の抹消を考えてしまった如月が大暴走。
    どうなるかと驚いた…

    そんな如月の変化を、尾崎は自分がどんなに仕事に忙殺されていても見逃していないのが安堵させられます。愛ですね。
    尾崎だけではなく、周囲の人たちの暖かい気持ちがあったからこそ、如月は再生できたんだなぁとつくづく思わされました。
    いいエンディングが待っていてよかった。そして、相変わらず包容力があってカッコいい尾崎でした。器の大きい男です。
    絡みシーンも強引なのからシチュも様々で、ラブラブを堪能できます。
    これからは、もっと如月は尾崎に甘えるといいんじゃないかな。

  • とうとう壊れてそして生まれかわりましたね。
    やっと人間になれた感じ。そして周りの愛に囲まれていることを実感するお話でもありました。
    完結しちゃいましたね。

  • ついに完結。番外編のペーパーもよかったです。

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