- Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
- / ISBN・EAN: 9784778313074
作品紹介・あらすじ
不公正な貿易を変えるために。コーヒーの経済研究の第一人者による画期的な業績。
感想・レビュー・書評
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東京大学農学生命科学図書館の所蔵情報
https://opac.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/opac/opac_link/bibid/2003046889詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
1.最近大学に遊びに行ったところ、ふと途上国関係の本を読みたくなり、ブックオフで安くなってたので購入しました。
2.この本では、「キリマンジャロ」で有名なタンザニアを舞台にし、途上国問題で特に代表的なコーヒーについて書かれています。現代では、コーヒーが大量に消費されているので、その分を生産者にも利益を還元されていると思いきや、現実としてはそうなっていないことが大きな問題とされています。
この本では、コーヒーについての基礎知識をきっかけに、舞台となっているタンザニアのコーヒー生産者達が日頃からどのような生活をしているのか。また、国際状況に左右されやすいと言われているが、実際にはどのような影響を受けているのか、といったことが長年の調査によって詳細に述べられています。
3.「懐かしい!」と思ったのが第一印象でした。途上国によくあるのは、本業の農業で稼げないから出稼ぎに出る。しかし、出稼ぎでの収入が少ないので生活するにも困っているという悪循環が止まらないことです。そのうえ、収入がないから子どもを学校に行かせられないので、世代を超えても暮らしが豊かにならないことも問題となってます。
生産者達が努力することはもちろんなのですが、自分達ではなんにもできないことがあるため、先進国と手を結ぶことが必要だと改めて感じました。