安彦良和 マイ・バック・ページズ

  • 太田出版
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (544ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784778317294

感想・レビュー・書評

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  • 安彦良和氏へのインタビュー集。安彦ファンはもちろん、ガンダムの裏話的に読むのもいいし、クリエイターの年代記としても興味深い。「ガンダム THE ORIGIN」をやることになった経緯とか、いちいちふむふむ言いながら読めた。一年戦争のリメイクアニメも手がけて欲しかったけど、あれはもうあのままにしておくのがいいのでしょう。いろいろ大変そうだし。

  • 安彦さんの当時の動きとかわかって面白い。ヤマトガンダムだもんなすごい。この本にはないが、全共闘という。

  • 巨人ゴーグあたりから本人が言うように話が暗くなる。
    そこからの漫画の話が長い。
    売れなかった、雑誌潰れた。
    オリジンでアニメ業界復帰。
    確かに絵は毎度凄いな、と思うがストーリーは分かりにくいのが多かった気がする。
    未来少年コナンは画が通っている
    サンライズは酷い会社
    富野監督、以前は人の話聞く人だった
    ガンダム、最初は詰め込みすぎ。五話でガルマ死ぬ。
    ガンダムのカラーリングも安彦
    アムロ、テレビ局が何か言ってきたら日系人。主人公は日本人じゃなくても良かった。自主規制していた。

  • ・もっと気楽に読めるかと思ったら、どっこい密度も分量もドスンとした、読み応え満点の一冊だった。
    ・僕は『ガンダム』と一緒に育って来た世代。自分ではほぼ記憶にないけど、生まれて初めて映画館で観たのは『ガンダム』の劇場版一作目だったらしい。そんなわけで、やっぱり『ガンダム』関連の部分を特に興味深く読んだ。
    ・あと、こういう本で好きなのは、他の人への言及。安彦良和が語る西崎義展、富野由悠季、宮崎駿といった面々の話が面白い。
    ・間違いなく、改めて安彦良和作品を観たり、読んだりしたくなる。

  • NHKの富野監督のドキュメンタリーを観て、こちらを読んでみた。ガンダムの作画の方、その後は漫画家というくらいの印象だった。

    この本は本音が出ており、職種関係なく参考になる反省が具体的に網羅されている。ファンだったら読むべきという意見が多いと思うが、誰もが知っているガンダム関連のイラストの偉い人でも反省はあり、それが具体的にわかるという本は希有だと思う。

    本当は手が届かないくらいの方なんだけれども、努力すればいけそうと思わせてくれるのが、この方の凄いところだと思う。ガンダムくらいしか知らなかったが、この後に作品を読んでしまった。

  • ボリュームたっぷりの取材量で、安彦良和という作家を知るのに充分な一冊。ガンダム始め、好きな作品がある読者には、現場の話や制作経緯は興味が尽きない筈。アニメ業界からキャリアをスタートし、漫画家へと転身した中、どんなチャレンジや葛藤があったかをつぶさに追うのは、アニメ製作現場や出版社(編集者)との掛け合いも含めて、クリエーターの世界が見える様で面白かった。歴史への観方が存分に語られているので、漫画作品を読む手掛かりにもなるだろう。ややアウトロー寄りだったり陰を持つ主人公が多いのも、作者の立ち位置(思想)の反映といえ、その辺が浮き彫りになっている所も興味深い。

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著者プロフィール

1947年北海道生まれ。66年弘前大学入学、学生運動の結果、除籍。上京後、アニメーターとなり「機動戦士ガンダム」「巨神ゴーグ」を生み出し、のちに漫画家に転身。
作品『アリオン』『クルドの星』『ナムジ 大國主』『虹色のトロツキー』『王道の狗』『天の血脈』『ヤマトタケル』『機動戦士ガンダムTHE ORIGIN』ほか
著作『原点THE ORIGIN』(岩波書店)ほか。

「2018年 『革命とサブカル』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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