- Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784778321109
感想・レビュー・書評
-
不思議というか、詩的な表現に思えるのにシュールなギャグの要素もあったり、なんだか変な作品集。内面的なことはさっぱりわからなかったけど表面的なところは楽しめた。特に1話目。かの仏陀を産んだ母なる存在から着想を得たのでしょうか。わからん。後半は作者のモノローグが物語の大半を占めるエッセイのような、これまた不思議な感覚のお話がいくつか。しかしどれも発想が独特すぎてまったく理解できず。でもなんかわかんないけど面白かった。不思議な方だなあ。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「わたしたちの好きなもの(2007)」に続き、もっと安永知澄さんの作品を読みたいと思い・・・読んだことがなかった『あけぼのソックス(2010)』を読んでみた。”わき水”から、すげー!!って思った。 おいらが好きなストーリーは”落日”でした。
-
「黒レース白レース」
「青い満ち潮だった」
私が気持ちよかったときに
彼は気持ちよかったかな
喜びをもって高めあっていけたかな
……彼が気持ちいいときに
私は早く終われと思うときがよくあった
でも
そういうのを押し流す瞬間が
確かにあった
たくさんあった
彼といると
三ヶ月に一度
おなかがよじれるほど笑えたよ
(そして仲二階から降りてくるピアノの先生と、光と、天窓)
「桃色の手」
母は今日もまたどんどん
神秘から遠ざかっていくようだけど
戸惑うけど
嬉しいです
「黄金薄明」
私の一生は誰とも交差しないぞ
などなど。
「やさしいからだ」のピアノの先生のエピソードや「そら」を産む女性の話などを思い出す。
非常に強く共感できる。
そしてこの表紙のカオス。笑 -
途中まで作者が女性であることに気づかなかった
重くなりすぎないテンションは読んでいて心地よい
でも感じ方がやっぱり男性っぽいと思う -
現在読書中。