- Amazon.co.jp ・マンガ (123ページ)
- / ISBN・EAN: 9784778321796
感想・レビュー・書評
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「どこをどう読んでも酷すぎる!」と『テレビブロス』でも酷評された、ギャグ漫画の新鋭・カレー沢薫さんの最新作。風俗情報誌『風俗大王』や牛丼雑誌『月刊牛丼』で知られるグリズリー出版が、社長の思いつきで女性ファッション誌『カスタマイズ』を創刊、男しかいない編集部は途方に暮れる――という基本設定は早々にうっちゃられ、描かれているのはチャラい女性誌を読む女子へのツッコミ、ツッコミ、またツッコミ! でも「タンブラーランチとか普通に考えてゼッテー不味いだろ!」という「王様の耳はロバの耳」的な本音と、作者のリア充に対する深すぎる呪いが込められた恐怖新聞のような一冊としてオススメします。
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「これ、アンカスZでやったやつだ!」
あらゆるブスを網羅し、己のブスを予習・復習できる、ブス界の進◯ゼミことアンモラル・カスタマイズZ
とりあえずブスなら読んでおきたい
私はこな一冊のお陰で、会社の飲み会でストリップ小屋の話題についていけました。 -
ひどい。下ネタと悪口がとにかくひどい。
他のカレー沢作品(とくに、きみにかわれるまえになどの感動系)を読んでこちらも読んでみようかな、とかいう場合は要注意。エッセイ本の毒舌調を遥かに上回る下劣ネタのオンパレード。
同作者の「ねこもくわない」と同列くらい。
はっきり言って読むに値しないのだが、それでもそれなりの面白さがあってなんとか最後まで読めてしまうので⭐︎2。 -
これまで風俗情報誌や牛丼専門誌(!)などを出してきた零細出版社が、社長の思いつきで突然女性ファッション誌『カスタマイズ』を創刊。そこから生まれる騒動の数々を、下ネタ満載、アイロニーの毒満載で描くギャグマンガである。
女性が女性を「批評」することで笑いを取るマンガやコラムが、近年一つのジャンルを形成しつつあるように思う。峰なゆか、犬山紙子、瀧波ユカリ、ジェーン・スーあたりの著作のことだ。「同性批評」とでも言おうか。
カレー沢薫のこのマンガも、その「同性批評」のバリエーションだと感じた。
ただし、峰なゆかや犬山紙子の作品のベースに“美人ならではの勝ち組目線”があるのに対し、カレー沢薫の場合は負け組の目線から(※)他の女性たちを鋭く批評する。その批評が的を射ており痛快であることから、笑いが生まれるのだ。
※いや、ご本人のお顔は知らないが、コラム等での自己申告による。サイン会に行った人が書いたブログによれば、意外にも「ふんわり美人」だったそうだが……。
この『アンモラル・カスタマイズZ』は、女性誌編集部が舞台だから、その批評眼が随所で思いっきり炸裂している。ギャグの密度が濃いので、わずか130ページ程度の本なのに読み応えがある。
カレー沢薫はコラムニストとしても活躍しており、文章も面白い。現時点で刊行されている唯一のコラム集『負ける技術』(講談社文庫)も、買うことにする。
「マイナビニュース」で連載されているコラム「兼業まんがクリエイター・カレー沢薫の日常と退廃 」も、すでに1冊分くらいになっているが、これも全部読んだ。
作風がやや下品なので万人向けではないが、下品耐性のある人なら楽しめるはずだ。 -
もともとエッセイは数冊読んでいたが、とうらぶ界隈で作者が話題になっていた際、漫画にも言及されていたので興味が出て、小狐丸が出るおまじないも兼ねて買って読んでみた。結局小狐丸が出たのはだいぶ後だったけど…。
絵柄はちょっと昔の同人誌っぽい感じの、あまり上手くないけどかっこつけて頑張っている感じ(よくわからん)で、なんか懐かしいというか親近感。
ネタはいつものリア充ディスと下ネタが多いけど、ストーリー的には小雪の変身&イケメンとめぐむとの三角関係で、割とおいしい。
イケメンに「小雪は自然体だから癒される」と言われたのに対し、「自分だってモテたくて努力してる、でも完成度が低いから自然体に見えるだけ」とキレるシーンは、なかなか深いな。 -
腹がよじれるほど笑える
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渋谷の漫画サロントリガーにての読了。やっぱりカレー沢薫先生のこの緩い雰囲気と幻想をぶち壊すような発言とギャクが何ともたまらないと感じます。OLをしながらこんな内容がかけるなんて天才的だなーと感じました。個人的に下ネタは大好きなのでこの作品は多いいに楽しませていただきました。
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初期の柴田亜美みたいな勢いを感じました!!
まさか後半でロマンスがあるとは思わず、
不覚にも萌え…萌えて…萌え…?
みたいな感情を覚えてしまいました。
ときめきに絵柄は関係ないな。
小雪ちゃん普通に可愛い。
蓮くんとの仲を応援したいが、小池もいい味出してる。 -
こーいうセンス、ツボっすね
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カレー沢節が炸裂していて面白かったです。
絵がもう少しなんとかなるとな〜