志乃ちゃんは自分の名前が言えない

著者 : 押見修造

• 太田出版 (2012年12月7日発売)

感想・レビュー・書評

[S藤さんの感想 · 2022年1月25日]

再読。
人生に超えられない障壁があっても、支え合って生きればいい。社会は分かってくれなかったり聞く耳を持ってくれなかったり、辛いけど、、味方になってくれる人は必ず存在するから。
めちゃくちゃいい作品だと思う。

[Yanさんの感想 · 2021年5月21日]

自分はあまり話すのが不得意、という訳ではなく、
むしろ逆に得意な方だとはおもいますが、
主人公(志乃さん)みたく、喋りが苦手な人も勿論いる訳で。
自分はできるのに、なぜできないの？ という叱り方をする仕事の絡みであった人に、
「そういう人もいるんですよ」と伝えたくなります。

[鶯からし（nosy）さんの感想 · 2020年4月26日]

人と話すって簡単にできる人とそうでない人はいる。吃音のように病的なレベルの問題があると、うまく喋れない経験から余計にうまくしゃべりにくくなるし、諦めちゃう。人に言葉があるが故に、コミュニケーションを取りにくくする面がある。けど、受け取る側の理解（準備）があれば、きっと喋りやすい環境は作れる。
まずは家族の話をしっかり聴こうと思った。

[ろっくまんさんの感想 · 2020年4月17日]

吃音については知っていたけどこうして読んでみると実際に出会ったとき理解できるかがすごく不安になった。

担任の先生みたいに「がんばろう」とか言っちゃうかもしれない…。現時点でそんな感じだから子どものころだったらなおさらだろう。

どうすれば理解してもらえるんだろうと考えている方がいる反面、どうすれば理解していると伝えられるのだろうと考えてしまう自分もいる。

[ワサキさんの感想 · 2020年3月13日]

吃音の女の子の話。星5個では足りない。120個くらいつけたい。
最後にステージに上がるとかの方法では無い、客席からのカタルシス。素晴らしい。

[takuyahigaさんの感想 · 2018年8月27日]

映画と両方観ましたが、映画、原作とそれぞれに違う面白さがあり、変にキラキラしていないのが、この漫画の良さだと思います。

ラストが個人的に好きです。

[ohno55さんの感想 · 2014年8月4日]

吃音症を題材としたマンガ。
あとがきにて、作者自身も吃音症だったとのこと。
心理的な描写がリアルでした。

[ゆうさんの感想 · 2014年3月4日]

吃ったって、友達がいなくたって、理解してくれる人が一人いればいい。

[bob-taniさんの感想 · 2013年7月21日]

あとがきの最後の一行までよめ。

[kall1017さんの感想 · 2012年12月6日]

俺もいっとき「ありがとうございました」の「あ」が出ない時期あったなぁ。接客業なのに。
それにしても、押見修造、既婚者だったのに、吃驚。

著者プロフィール

★漫画家。2002年、講談社ちばてつや賞ヤング部門の優秀新人賞を受賞。翌年、別冊ヤングマガジン掲載の『スーパーフライ』にてデビュー。同年より同誌に『アバンギャルド夢子』を連載した後、ヤンマガ本誌にて『デビルエクスタシー』などを連載。2008年より漫画アクションに連載した『漂流ネットカフェ』は、テレビドラマ化された。翌2009年より別冊少年マガジンにて『惡の華』を開始し、大好評連載中。

「2011年 『NEMESIS　No．5』 で使われていた紹介文から引用しています。」