- Amazon.co.jp ・マンガ (248ページ)
- / ISBN・EAN: 9784778322342
感想・レビュー・書評
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『無限の住人』の沙村さんによる、
旧ソ連時代を題材にした歴史ミステリー、でしょうか。
キーワードは、ロマノフ王朝、ラスプーチン、
そして、インペリアル・イースター・エッグ。
活劇などの動的な話があるわけでもなく、
どちらかというと、秘密を抱えた一組の男女の静かな物語。
そこに、沙村さんのエログロな趣味がクロスされて、
大分癖のある内容となっています、、苦手な方はキツイかな。
読後感は春の訪れを予感させるような、、なんて感じるのは、
ソ連が崩壊したという事実を知っているからかもしれません。
ちなみにスネグラチカというのは“雪娘”の意味らしいです、
その意図するところは、、さて。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
初めての作家さん。
娘の漫画を読んでみました。
暗く重いロシアの空気と作画が妙に合っています。
なかなか内容が難しかった。
男子が面長。 -
革命後のロシアを舞台にした物語。
車いすの女と、それに付き従う男。
二人の関係、ともにいつづける理由。
実際の歴史を下敷きにして展開する物語のなかで、謎が明かされていく。
「オッサンのツンデレ物語」(作者あとがきより)
確かに・・・(笑) -
<Снегурочка на весеннем ветру>
装丁/内川たくや(UCHKAWADESIGN) -
ロマノフ王朝ぐぐった。
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登場人物の関係性と時代背景をうまく組み合わさったミステリーでもある。単行本一冊とは思えない重厚な物語の満足感。
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物語と舞台と画風が噛み合って最高でした。
単行本一巻なのに海外の連続ドラマを見終えたかの満足感。
作中を漂う儚い雰囲気が大好き。 -
切断、車椅子、秘密警察、ソヴィエト♪
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グルジア風のスープ 諜報活動を懸念 語るを憚れる 御免蒙る その粛清の矛先は徐々に党内の同志達に向けられていった 敢えて富豪的な意匠を排除して建てた 鶏卵を模した工芸品や菓子 けんらん絢爛で巧緻なこの卵の制作を依頼 グレゴリー・ラスプーチン 皇帝の姪 痴情の縺れ 不貞の子 唆され英国への亡命を決意する 神智論 いんとう淫蕩な噂が絶えなかった 企画当初のツン95%は雲散霧消していて トルストイの生家をモデルに
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沙村広明氏の作品『春風のスネグラチカ (2014)』を読了。 世界観は好き。