戦乱三国のコリア史: 高句麗・百済・新羅の英雄たち (Korean Historical Stories)
- 彩流社 (2007年10月4日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (249ページ)
- / ISBN・EAN: 9784779112959
作品紹介・あらすじ
韓流ドラマ「太王四神記」(ペ・ヨンジュン主演)「朱蒙」でも知られる古代朝鮮の草創期から三国鼎立の時代へ。朝鮮半島を囲む東アジアの微妙な関係の中で繰り広げられた古代王族・将軍たちの興亡物語。
感想・レビュー・書評
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2009/5/11 読み終わる
戦乱三国のコリア史
― 高句麗・百済・新羅の英雄たち (Korean Historical Stories)
片野次雄/著 彩流社 2007.9
韓国歴史ドラマから、急速に朝鮮(韓国)の歴史に興味を持ちだした このごろ。
学校で習っただけしか知識のない状態で、いい本に巡り会いました。
学者や、政治に関係のない著者は、自由な立場で この本を書いています。
何度も朝鮮を訪れ、自然のなかを歩き、現地の友人や 地元の人の暮らしに触れ、そこから 歴史を書いているのが、すごくいいです。
写真家(山岳カメラマン)なので、もう少し写真があれば・・・。
本の最後は、「小川 晴久 氏」、「朴 菖熙(パク チャンヒ)氏」との鼎談 「コリア史の魅力」。
これがまた、なんとも かみ合うような・・あわないような3人の会話で、おもしろかった。
他の人の書かなかった視点での、コリア史 ということで、
今読んでいる 「本:まんが朝鮮の歴史 全16巻」とあわせて読んで、良かったです。
他の本にも興味がでてきたところです。
「片野次雄」のそのほかのお薦めの本 ・・・・
・ 善隣友好のコリア史―朝鮮通信使と吉宗の時代 (Korean Historical Stories)
・ 李朝滅亡 (新潮文庫)
・ 李舜臣と秀吉―文禄・慶長の海戦
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戦乱三国のコリア史
―高句麗・百済・新羅の英雄たち (Korean Historical Stories)
内容:
隋の高句麗遠征から新羅の朝鮮統一まで、朝鮮三国時代を彩った古代王族・将軍たちの興亡物語。
コリア史の魅力について語った鼎談、関連略系図も収録。
著者:片野次雄
1935年東京都生まれ。朝鮮史研究家。山岳カメラマン。
民族学的な見地から僻村の取材を行なうかたわら、李氏朝鮮を中心に歴史研究を続ける。
著書に「善隣友好のコリア史」「李朝滅亡」「秘境ひとり旅」「李舜臣と秀吉」「王国の悲哀・元寇のかげに−」「世宗大王とハングル」「戦乱の朝鮮三国」など。
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その他の主な著書: 〜 片野次雄の著書 (Amazon)一覧
・ 徳川吉宗と朝鮮通信使 知られざる交流 片野次雄/著 誠文堂新光社 1996.7
江戸幕府の鎖国政策にもかかわらず外交関係のあった朝鮮王国。
八代将軍・徳川吉宗の将軍位祝賀のために来日した第九次朝鮮通信使の行程を、当時の日記をもとに再現する。昭和60年刊の改訂。
・ 李舜臣と秀吉―文禄・慶長の海戦 片野次雄/著 誠文堂新光社 1996.7
豊臣秀吉の朝鮮出兵は、陸では快進撃をしたものの、海では朝鮮水軍の名将・李舜臣が考案した亀甲船の前に戦敗を重ねた。
李提督の作戦と戦闘を中心にドラマティックに再現。昭和58年刊の改訂。
・ 李朝滅亡 片野次雄/著 新潮社 1994.6
江華島事件、閔妃暗殺、そして日朝併合へ…。朝鮮半島をめぐる日、清、露の思惑に翻弄されて滅び去った悲劇。
五百年余の伝統と文化を誇った李王朝の落日を描く迫真のノンフィクション・ノベル。近代日本の原罪を問う。
・ 埋もれた旅路 片野次雄 読売新聞社 1971.00
・ 韓国 片野次雄/著 読売新聞社 1987.5
古き王朝時代から現代の繁栄まで隣国の興亡史をさかのぼる。
・ 世宗大王とハングル―李朝文化の源流をたずねる 片野次雄/著 誠文堂新光社 1985.2
参考:朴菖熙氏は1932年、日本統治下の朝鮮・蜜陽に生まれ。
51年渡日、一ツ橋大学経済学部で学び社会学博士号取得、都立大学では歴史学専攻。
68年帰国し、梨花女子大、韓国外語大などで20年間、経済史・思想史・韓日関係史など講義。
現在大阪経済法科大学アジア研究所客員研究員。
編著書に『史料国史』『韓国史の視座』があるほか論文多数。詳細をみるコメント0件をすべて表示