日韓併合: 李朝滅亡・抵抗の記憶と光復 1910-2010

著者 :
  • 彩流社
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  • Amazon.co.jp ・本 (366ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784779115592

作品紹介・あらすじ

「日韓併合」から100年・・・錯綜する動乱期を描く歴史ノンフィクションの超大作! 甦る百年の記憶!
「わたしは、触れられることの少なかった明治後の時代を、わかりやすく描くことはできないだろうか、と考えていました。この時代の日朝関係がただでさえ複雑なことに加えて、政治的にも思想信条の問題としても難しい問題が絡んでくるので、一般にはわかりにくかったに相違ありません。本書では、史実を踏まえたうえで、主要な人物たちの挙動や肉声を、わたしなりに想像をたくましくして、より具体的なイメージをつくりあげていこうと配慮しました。この百年を見つめながらです。いってみれば、小説的であり物語風の読みもの二部作ということになります。」(李朝滅亡の「はじめに」より)

感想・レビュー・書評

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  •  本書は、日韓併合を日本に批判的な視点からのみ描いている。 たしかに歴史的事実の一面かもしれないが、これでは全体を見失うのではないだろうか。
     作家の筆によるものだけに、内容は歴史的考察というよりも情景描写もリアリティで読みやすい。しかし、その内容は日本にとって辛辣である。
     この内容では、日本がどのような戦略的意図で大陸に進出したのかという歴史の冷静な考察をすることは困難なのではないだろうか。
     本書は、その詳細な内容にもかかわらず、残念な本であると思う。

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著者プロフィール

昭和10年生まれ。民族学的な見地から僻村の取材を行なうかたわら、
李氏朝鮮を中心に歴史研究を続ける。
著書に『李朝滅亡 新潮文庫』(新潮社、1997年)、
『戦乱三国のコリア史』(彩流社、2007年)、『善隣友好のコリア史』
(彩流社、2007年)、『日韓併合』(彩流社、2010年)、『李朝滅亡』
(彩流社、2010年)、『世宗大王のコリア史』(彩流社、2012年)
『蒙古襲来のコリア史 高麗王国の悲哀と三別抄の抗戦』(彩流社、2013年)
などがある。

「2013年 『李舜臣のコリア史 秀吉の朝鮮出兵の全貌』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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