五つの小さな物語: フランス短篇集

  • 彩流社
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  • Amazon.co.jp ・本 (122ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784779116162

作品紹介・あらすじ

まだ見ぬ世界に憧れる子どもたちと、彼らをそっと見守るおとなたち……。A・フランス、リシュタンベルジュ、バザン、エモン、そしてドレームによる、優しく、ときに切ない、滋味に溢れた珠玉のフランス文学小品集。

■収録作品■
ミリアーヌ姫/アンドレ・リシュタンベルジェ作
1870-1940.ストラスブール生まれ。社会学者、小説家。『かわいいトロット』など

風の返事/ルネ・バザン作
1853-1932.アンジェ生まれ。法学者、小説家。

ウィンスロップ=スミス嬢の運命/ルイ・エモン作
1880-1913.ブルターニュ地方の生まれ。『白き処女地』など。

金色の目のマルセル/アナトール・フランス作
1844-1924.ノーベル文学賞受賞(1912年)。『舞姫タイス』『赤い百合』など多数。

パタシュ/トリスタン・ドレーム作
1889-1941.ベアルン地方生まれ。詩人、小説家。

感想・レビュー・書評

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  • 短くて、サラリと読める五つの物語。
    短いけれど、奥は深い情緒ある美しい言葉の贈り物です。
    (院生アルバイトスタッフ)

  • フランスで小さな物語ときたら期待しちゃうでしょ

    これは期待はずれかな

    物語も訳も装丁も、、、うーん、、、

  • 見たことのない世界に憧れる子どもと、周りの大人たちの様々な関係を描いた短編が五つ集録されている。
    危険から遠ざけておきたい余りに閉じ込める大人、イタズラを見守る大人など、それぞれの話で子どもと大人の距離感が異なることに注目したい。
    どれも愛情を描いた作品であるのだろうが、そこはかとなくゾッとする表現が多いのもフランス文学ならではの味わいかと思う。
    最後の『パナシェ』という話に出てくる男の子の、イタズラめいた発想が可愛らしくて好き。

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著者プロフィール

1844-1924年。パリ生まれ。高踏派詩人として出発、その後小説に転じて『シルヴェストル・ボナールの罪』、『舞姫タイス』、『赤い百合』、『神々は渇く』などの長篇でフランス文学を代表する作家となる。ドレフュス事件など社会問題にも深い関心を寄せ、積極的に活動した。アカデミー・フランセーズ会員。1921年、ノーベル文学賞受賞。邦訳に《アナトール・フランス小説集》全12巻(白水社)がある。

「2018年 『ペンギンの島』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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