ヘンリー・ジェイムズ『悲劇の詩神』を読む

著者 :
制作 : 藤野 早苗 
  • 彩流社
0.00
  • (0)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 0
感想 : 0
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (249ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784779118302

作品紹介・あらすじ

ジェイムズの芸術観が色濃く反映された小説『悲劇の詩神』(1890)。
ユダヤ系の女優ミリアムをヒロインに描きだされる、19 世紀末のイギリス社会の諸相。
この作品を出版したあと、ジェイムズは劇作に取り組み、いわゆる「劇作の時代」に入っていく。

上流階級の意識と芸術、「女優」の特性、「ユダヤ性」、写真の表象と大量消費/複製社会、唯美主義運動……。
難解とされるジェイムズの作品のなかで「もっとも長い小説」にさまざまな「読み」で挑む。

著者プロフィール

ふじの・さなえ
恵泉女学園大学名誉教授。
【著書】
『ヘンリー・ジェイムズのアメリカ』(彩流社、2004)、
『アメリカ文学にみる女性改革者たち』(共著、彩流社、2010)、
『ヘンリー・ジェイムズ「悲劇の詩神」を読む』
(編著、彩流社、2012)ほか。
【訳書】
エレン・グラスゴー『不毛の大地』(共訳、荒地出版社、1995)。

「2016年 『ヨーロッパ人』 で使われていた紹介文から引用しています。」

藤野早苗の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×