大西洋を越えるハンガリー王国の移民: アメリカにおけるネットワークと共同体の形成

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  • Amazon.co.jp ・本 (362ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784779118739

作品紹介・あらすじ

19世紀初めから第一次世界大戦までの時期は、ヨーロッパから世界各地へと
約5000万人が移民した大移動の時代であった。
とくにアメリカ合衆国への移民は圧倒的多数にのぼり、その影響は、
単なる送出国と受け入れ国との関係を平板的に見るだけの視点では、
捉えきれないものである。本書は、多数の言語、民族を抱え、複雑で
変化に富んだ文化と社会を形成していたハンガリー王国
(現在のハンガリーとスロヴァキア、クロアチアに加え、ウクライナ、
ルーマニア、セルビア、スロヴェニア、オーストリアの一部を含む領土)の
移民たちの動向を多角的な事例と新しい移民史の視点から、
移民という“移動”の行為が、移民者だけでなく、それを取り巻く社会、
人との関係にいかなる影響をおよぼし、またそれに対応するリアクションが
いかなるものであったかを探る。
同時に、送出国(祖国)との関係がいかように繋がり、また意識されてきたか
を見ることによって、移民(移動)という人類の行為の持つさまざま側面に
光を当てる労作である。

感想・レビュー・書評

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  • ゴチャゴチャして面白そう(褒め言葉に聞こえないけど、興味津々なんです)

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    「19世紀初めから第一次世界大戦までの時期は、ヨーロッパから世界各地へと約5000万人が移民した大移動の時代であった。
    とくにアメリカ合衆国への移民は圧倒的多数にのぼり、その影響は、単なる送出国と受け入れ国との関係を平板的に見るだけの視点では、捉えきれないものである。本書は、多数の言語、民族を抱え、複雑で変化に富んだ文化と社会を形成していたハンガリー王国(現在のハンガリーとスロヴァキア、クロアチアに加え、ウクライナ、ルーマニア、セルビア、スロヴェニア、オーストリアの一部を含む領土)の移民たちの動向を多角的な事例と新しい移民史の視点から、移民という“移動”の行為が、移民者だけでなく、それを取り巻く社会、人との関係にいかなる影響をおよぼし、またそれに対応するリアクションがいかなるものであったかを探る。
    同時に、送出国(祖国)との関係がいかように繋がり、また意識されてきたかを見ることによって、移民(移動)という人類の行為の持つさまざま側面に
    光を当てる労作である。」

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著者プロフィール

名古屋市立大学大学院人間文化研究科教授。ハンガリー史専攻。20世紀における東欧の移民問題を専門とする。主な著書に『大西洋を越えるハンガリー王国の移民—アメリカにおけるネットワークと共同体の形成』(彩流社、2013)、『移動がつくる東中欧・バルカン史』(共著編、刀水書房、2017)、訳書にノーマン・M・ナイマーク『民族浄化のヨーロッパ史—憎しみの連鎖の20世紀』(刀水書房、2014)などがある。

「2017年 『仮面のダンス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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