メルヴィル文学に潜む先住民: 復讐の連鎖か福音か

著者 :
  • 彩流社
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  • Amazon.co.jp ・本 (496ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784779122866

作品紹介・あらすじ

アメリカの文豪メルヴィルの
作品に繰り返し描かれていたのは、
滅びゆく北米先住民の復讐譚と異人種への
温かい眼差しだった!!

従来、代表作『白鯨』などにメルヴィルの
人種観を読み解く試みはなされてきたが、
北米先住民(アメリカインディアン)の重要性については
なぜか等閑視されてきた。

本書は、『白鯨』以降の『書記バートルビ−』『ピエール』
『信用詐欺師』などの全編に、巧妙に、執拗に仕込まれた
北米先住民表象を徹底的に炙り出し、読み解くことで、
繰り返し立ち現れてくる
北米先住民の復讐と救済の物語、そして融和の願い
を明らかにする。
スリリングで刺激的な本書が、
メルヴィルの作品と研究に新たな光を当てる!

著者プロフィール

九州大学(文学・論文博士)、アイオワ大学大学院修士課程修了(修士)。現在、福岡大学教授。専門は、アメリカ文学。
[主な著書・論文]
ジェラルド・ヴィゼナー『逃亡者のふり――ネイティヴ・アメリカンの存在と不在の光景』(翻訳、開文社、2002年)
「ヴィゼナーのトリックスター小説」(共著『ネイティヴ・アメリカンの文学――先住民文化の変容』ミネルヴァ書房、2002年)
『メルヴィル文学に潜む先住民――復讐の連鎖か福音か』(彩流社、2017年)

「2021年 『アメリカン・ルネッサンス期の先住民作家 ウィリアム・エイプス研究』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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