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- Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
- / ISBN・EAN: 9784779128905
作品紹介・あらすじ
あなたには師匠はいますか?
先般、師弟間でパワハラ問題が発生。弟子の「告発」によって落語界に大きな一石が投げ込まれた。仲間内ではだんまりか弟子への擁護の声が大きい。悪く言う人は仲間内にはいない。一方ネットの反応は「司直(民事・刑事)に訴えることはない」「伝統芸能の世界では師匠は絶対だ。師匠が白いものでも黒と言えば黒になる」「芸人のルールと世間の常識や法律は別」という声も多い。しかし一般人がなぜ「芸人のルール」などと言えるのか。さらには「伝統」というが、伝統というのは室町時代から続く能・狂言の側が言うのはわかるが、落語や歌舞伎も江戸時代からはあるけれど、今のルールが確立したのは「戦後」なのだ。落語界に暴力はあるのか。果たして師匠の言うことは絶対か。喫緊の問題を斬る!
感想・レビュー・書評
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読了 20230831
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(元)三遊亭天歌さんの元師匠からのパワハラ訴訟と落語協会変革の件、誰かがきちんと記録しておくべきだろうと思ったので、こういう形で残されたことに意味があると思います。この本は、あくまで伝統芸能の中にいる人たちの問題として書かれている。外にいる観客や主催者(私はこの立ち位置)、そして社会との関わり方はまた別の問題。そういうわけで初めて知ることが多かったですし、この本にお金を出して私は良かったと思いました。
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