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- Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
- / ISBN・EAN: 9784779170126
作品紹介・あらすじ
「能書きをたれたけりゃ落語評論家になりやがれ!」といったのは
古今亭右朝だった。三十年以上昔だ。落語は一期一会の高座を楽しむもの。
感想を語るのは「野暮」という考え方もある。
いまではブログやSNSに感想を綴って、見知らぬ「客」と語り合うこともできる。
そうした書き込みには、備忘録からちょっとした感想、
「おっ」というような落語論まであって、誰もが落語評論を書くことができる。
落語評論も文芸評論と同じく執筆者の自己表現として考えてよいと思う。
高座評にとどまらない、落語を題材にした、江戸や現代、芸能論となりうる、
まさに「大人の落語評論」がもっとあってもいいのである。