大人の落語評論: えぇぃ、野暮で結構っ! (フィギュール彩 12)

著者 :
  • 彩流社
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  • Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784779170126

作品紹介・あらすじ

「能書きをたれたけりゃ落語評論家になりやがれ!」といったのは
古今亭右朝だった。三十年以上昔だ。落語は一期一会の高座を楽しむもの。
感想を語るのは「野暮」という考え方もある。
いまではブログやSNSに感想を綴って、見知らぬ「客」と語り合うこともできる。
そうした書き込みには、備忘録からちょっとした感想、
「おっ」というような落語論まであって、誰もが落語評論を書くことができる。
落語評論も文芸評論と同じく執筆者の自己表現として考えてよいと思う。
高座評にとどまらない、落語を題材にした、江戸や現代、芸能論となりうる、
まさに「大人の落語評論」がもっとあってもいいのである。

著者プロフィール

いなだ・かずひろ
演芸作家、落語評論家。日本脚本家連盟、社団法人日本放送作家協会所属。
民族芸能を守る会相談役。作者部屋(歌舞伎作家のこと)同人。
日本大学芸術学部演劇学科卒業。タウン誌記者、コピーライターなど、
1986年頃より作家活動。演芸(落語、講談、浪曲、漫才)の台本、邦楽
(長唄、新内、琵琶など)の作詞、演劇の脚本、演出など。
2019年には初となる時代小説を上梓。
主な著書に『食べる落語 いろはうまいもんづくし』『恋する落語 男と女の
いろはづくし』『落語からわかる江戸の恋 ( いろは落語づくし)』
『落語からわかる江戸の旅 ( いろは落語づくし)』『昭和の名人 この一席』
(教育評論社)『落語が教えてくれる生活の知恵30』(明治書院)
『落語に学ぶ大人の極意』『水滸伝に学ぶ組織のオキテ』
『江戸落語で知る四季のご馳走』『江戸のいろごと 落語で知る男と女』
(平凡社新書)『そんな夢をあともう少し 千住のおひろ花便り』
『女の厄払い 千住のおひろ花便り』『豪傑 岩見重太郎』(祥伝社文庫)
『おやこで楽しむ講談入門』『おやこで楽しむ講談ドリル』
(宝井琴星監修、彩流社)『落語 演目・用語事典』(稲田和浩編、
日外アソシエーツ)等がある。

「2022年 『[増補改訂版]浪曲論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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