たのしい落語創作 (フィギュール彩)

著者 :
  • 彩流社
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感想 : 1
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  • Amazon.co.jp ・本 (136ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784779170430

作品紹介・あらすじ

新作落語の作り方から
オモシロオカシイ文章のつくり方を学んでみよう!
いままで考えなかった文章づくりのノウハウを開陳。

【落語の特長】
・短い(長いのもあるが基本は20 分程度。
原稿用紙で15 枚~ 20 枚)
・喋り言葉
・テーマはひとつ(ひとつの発想から
ストーリーを膨らませる)
・笑いどころが必ずある
・仕掛けなどのテクニックがいるものもある
・登場人物は2~4人程度

落語というと、八つぁん、熊さんが出て来て、長屋が
舞台の話というイメージをもたれる方も多いはず。
「現代」を語る新作落語もあるんです。
とはいえ、
八つぁんや熊さんが、会社員の田中さんとか鈴木さんに
なっただけで、たいした違いはない。
いいえ、そんなことはない。
「落語は時代の写し鏡」といわれるように、
時代の「いま」を捉えた作品がつくられてきました。
それらの作品には、落語家や作者の感性で、
「笑い」や「感動」を生み出しています。もちろん、
とりあげる題材は、八つぁん、熊さんでもいい。
古典落語のような新作落語もあっていい。
爆笑モノでなくてもいい。
SF、ホラー、ナンセンス、下ネタ、感動話、
なんでもアリなのが落語です。
そうはいっても、
なかなか納得のゆかない方もいるでしょう。
まずは新作落語とは何かを簡単に説明します。
そこに、あなたの書きたいもののヒントがあれば
書いてください。
落語のはじまりは、江戸時代・中期、富裕町人や
文化人たちがオモシロオカシイ話を持ち寄って
披露したことが原点です。
当時ですでに、オモシロオカシイ話のつくり方の
ハウツー本も出ていました。
本書は、新作落語とは何か、新作落語のつくり方、
そしてそこから学ぶオモシロオカシイ文章のつくり方を
考える一冊です。
あなたの創作のヒントになれば幸甚!

感想・レビュー・書評

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  • 落語の作り方について書かれている本は非常に珍しくやっと見つけたのがこの本。

    参考になったけど、結局のところは面白ければ何でもいいというのが落語のようだ。

    いつか落語そのものじゃなくても落語のような本を書いてみたいな。

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著者プロフィール

いなだ・かずひろ
演芸作家、落語評論家。日本脚本家連盟、社団法人日本放送作家協会所属。
民族芸能を守る会相談役。作者部屋(歌舞伎作家のこと)同人。
日本大学芸術学部演劇学科卒業。タウン誌記者、コピーライターなど、
1986年頃より作家活動。演芸(落語、講談、浪曲、漫才)の台本、邦楽
(長唄、新内、琵琶など)の作詞、演劇の脚本、演出など。
2019年には初となる時代小説を上梓。
主な著書に『食べる落語 いろはうまいもんづくし』『恋する落語 男と女の
いろはづくし』『落語からわかる江戸の恋 ( いろは落語づくし)』
『落語からわかる江戸の旅 ( いろは落語づくし)』『昭和の名人 この一席』
(教育評論社)『落語が教えてくれる生活の知恵30』(明治書院)
『落語に学ぶ大人の極意』『水滸伝に学ぶ組織のオキテ』
『江戸落語で知る四季のご馳走』『江戸のいろごと 落語で知る男と女』
(平凡社新書)『そんな夢をあともう少し 千住のおひろ花便り』
『女の厄払い 千住のおひろ花便り』『豪傑 岩見重太郎』(祥伝社文庫)
『おやこで楽しむ講談入門』『おやこで楽しむ講談ドリル』
(宝井琴星監修、彩流社)『落語 演目・用語事典』(稲田和浩編、
日外アソシエーツ)等がある。

「2022年 『[増補改訂版]浪曲論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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