マニエリスム談義: 驚異の大陸をめぐる超英米文学史 (フィギュール彩 100)

著者 :
  • 彩流社
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (305ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784779171024

作品紹介・あらすじ

叢書「フィギュール彩」百号記念企画!

「僕はポーだよ!」(高山 宏)

「アメリカは最初からマニエリスム!」(巽 孝之)

マニエリスムの時代へようこそ!

日本で、アメリカ文学を読む意味、意義とは何か?
アメリカニズムにおける、
イギリスとのトランスアトランティック局面を
高山宏が、
アメリカン・ルネサンスとトランスパシフィックな局面を
巽孝之が、
エドガー・アラン・ポーを軸に語り尽くす。

21世紀におけるマニエリスムとは?

マニエリスムの語り部=高山 宏×レトリックの批評家=巽 孝之

これまで長年対談を続けてきた代表的人文学者ふたりの対談集大成!


◉本書で出てくる主な鍵語(順不同)
「週刊朝日百科」「アメリカン・ルネサンス」
「ヘンリー・ジェイムズ」「マルチ・レイア—」
「『ラス・メニーナス』」「「言葉」と「物」」
「バロック」「メタフィクション」「脱構築」
「シムゾニア」「アナロジー」「ビッグ・ノベル」
「循環史観」「フランス革命」「世俗化されたマニエリスム」
「うねる文体」「太平洋」「南」「SFと廃墟」
「センス・オブ・ワンダー」
「荒巻義雄」「原民喜」「トランプ大統領」……。

感想・レビュー・書評

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  • 南山大学 所蔵あり

  • 凄まじすぎる!
    「マニエリスムって何?」状態から読み始め、読み終わる頃には、あれもマニエリスムこれもマニエリスム、というか現代ってマニエリスム、というかずっとマニエリスム、というか自分ってマニエリスムじゃん!とまで進化した。
    高山・俺は神だ・宏と巽・アヴァンポップ・孝之、両氏の才に感嘆。

    「つまりルネッサンスとはほんとうは半分で、いわゆるルネッサンスの残り半分はグロテスク、マニエリスム的なものなんだということ」

    「「リアル」って一六〇一年までは英語には存在しない。だからsubstantialなどと別の単語で書いているんだけど一六〇一年以降、全部それはrealになる。いやこれは大きな問題だな。」

  • アメリカ文学研究にもマニエリスムという視点が必要だ、そしてそれを巽孝之が担うのだ! とひたすら高山宏が連呼している印象が強かった。だんだんとそれがマンネリ化してきて、そこまでマニエリスムに思い入れのない自分としては、時に退屈だった。

  • ゾクゾクしてきました、、、

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    叢書「フィギュール彩」百号記念企画!
    「僕はポーだよ!」(高山 宏)
    「アメリカは最初からマニエリスム!」(巽 孝之)
    マニエリスムの時代へようこそ!
    日本で、アメリカ文学を読む意味、意義とは何か?
    アメリカニズムにおける、
    イギリスとのトランスアトランティック局面を
    高山宏が、
    アメリカン・ルネサンスとトランスパシフィックな局面を
    巽孝之が、
    エドガー・アラン・ポーを軸に語り尽くす。
    21世紀におけるマニエリスムとは?
    マニエリスムの語り部=高山 宏×レトリックの批評家=巽 孝之
    これまで長年対談を続けてきた代表的人文学者ふたりの対談集大成!
    http://www.sairyusha.co.jp/bd/isbn978-4-7791-7102-4.html

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著者プロフィール

1947年岩手県生まれ。批評家、翻訳家。大妻女子大学名誉教授、副学長。著書に『アリス狩り』(青土社)、『近代文化史入門――超英文学講義』(講談社学術文庫)、『殺す・集める・読む――推理小説特殊講義』(創元ライブラリ)など多数。翻訳書にジョン・フィッシャー『キャロル大魔法館』(河出書房新社)、エリザベス・シューエル『ノンセンスの領域』(白水社)、『不思議の国のアリス』『鏡の国のアリス』(共に佐々木マキ画、亜紀書房)など多数。

「2019年 『詳注アリス 完全決定版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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