子育て=錦を織るしごと

著者 :
  • 斎藤公子記念館
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  • Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784780304756

作品紹介・あらすじ

「子どもがはげしく泣くとき、私もともに子どものかなしい気持ちをおもって泣く。きっと母親の気持になるのかもしれない。このことが、子どもが私に心をゆるし信頼をもってくれるゆえんであろうか-」。ドリトル先生が動物と語ったように、子どもたちと語る著者の子育て・保育のしごとの軌跡は深い感動を呼ばずにはおかない。

感想・レビュー・書評

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  • 人生の記録、その間に子育てのポリシーがちりばめられている。戦争時代は大変だったんだなぁと思う。今は、そういう基本的なことはすべて満たされていて、どういう教育を選ぶか、というところで悩んでいられるので幸せだ。たとえ、フツーの公立幼稚園にいったとしても、それでもしあわせだ。でも斎藤先生のような方に担当してもらえたらもっとしあわせだろう。わたしも「3歳までは母親がみるべき」論を信じていたが、この本を読んで、早くに(いい)保育園に入れた方が子供のためにもいいってこともあるんだなぁと思った。小さいのに保育園=かわいそうの図式で考えないようにしようと思った。

  • 9.78E+12

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著者プロフィール

斎藤公子(1920年-2009年)保育実践家
富山市生まれ。東京女子高等師範学校にて、倉橋惣三の指導を受け、戸倉ハルより「リズム表現」を学ぶ。後に「律動」を西垣郁美に、「リトミック」を小林宗作に学び、多くの子どもたちを保育する中から独自の「リズム遊び」を生み出す。宮武辰夫から、知的障害がある子どもの描画について教えを受け、1956年埼玉県深谷市に「さくら幼児園」開園。統合保育の記録映画として1977年~85年「さくらんぼ坊や」シリーズが製作され、1986年「アリサ ヒトから人間への記録」が文部省特選。斎藤公子の保育実践は“さくら・さくらんぼ保育”として全国に広がった。晩年、オランダから来日した重度脳性麻痺の子どもの保育にも尽力し、2003年には「第7回内藤寿七郎国際育児賞希望大賞・生命の尊厳賞」を受賞。2008~2010年「DVDブック子どもたちは未来」シリーズとして最後の実践を作品に残した。

「2021年 『映像全集・斎藤公子の保育【全6巻】[ライブラリー版]』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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