- Amazon.co.jp ・本 (136ページ)
- / ISBN・EAN: 9784780306996
感想・レビュー・書評
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学校司書のいる学校図書館の様々な取り組みや日常を紹介することで、学校司書の役割や必要性を浮き彫りにする。
学びと出会いを広げる存在として、全学校図書館に学校司書が常任しますように。本が子ども達の身近で活かされますように。 -
2020.5
実際働いている人たちからの実践を交えた言葉はとても参考になる。理論だけではわからないことがたくん。どんどんイメージが膨らんでいく。でも常時開館も待遇もこんなにまだまだだとは。 -
遅ればせながら、学校図書館関係者の必読書。
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学校司書の待遇もいろいろだと思った。こちらに紹介されている例は、地方自治体からの予算がわが街とはケタ違いなのだろう。各校週2回、短時間勤務、といった限られた条件の中で質の高い業務を行っている例を知りたいと思った。ただ、自分たちの境遇について悲観することなく前向きになるためにはよそを知る必要が不可欠。そんな意味では意義のある一冊である。
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学校図書館問題研究会の本。学校図書館問題研究会は、学校図書館の現場の方(司書の方)がいちばんたくさん所属している団体。
これまであったようで、なかった本。私自身も、小さいころそうでしたが、学校図書館に専門家がいたらこんなことができる!、ということを周りの人に知ってもらうのに最適の本。 -
いわゆる学校司書のお手本はこんなのよ!
って感じの本ですね。
派手じゃなくても、きちんと成果を挙げてる学校と、学校司書が紹介されています。
やっぱり岡山強いよなあ。
でも、お手本の本なので、逆に、学校司書の厳しさはそれほど紹介されていない気もします。
勤務条件の厳しさとか、学校の事情と学校図書館の理想とのギャップとか、校内の人間関係やの厳しさとか、図書館運営の前に、もっと大事な様々な事情を抱える、子供たちへの対応とか。
後者はこんな形の本にはしづらいのだろうな。 -
学校図書館問題研究会
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司書教諭が有名無実化する中、学校司書の役割は大である。身分をきちんと法制化するべきである。
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「学校司書」を条文に明記する、改正学校図書館法が2014年6月に成立しました。それに呼応するかのように刊行された本書。小・中・高校の学校司書の実践集というと堅くなりますが、授業とのかかわりや、さまざまな読書活動を実施する学校司書の「現在」が、2部構成でわかりやすくうかがえる内容です。
第1部は、小学校3校、中学校2校、高校5校、計10校の活動のほか、ボランティアのお話会と県立図書館司書との連携が報告されています。
第2部は、「学校司書」配置の現状などが解説されています。
通読すると、それぞれ特徴的な取組みを掲載しており、学校司書が学校図書館を機能させているようすがわかるとともに、その活動の幅広さがアピールされています。特に冒頭にカラーページでは、小・中・高の活動を写真で紹介して、うまく学校図書館の日常を表現しています。