「日本会議」史観の乗り越え方

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  • かもがわ出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (196ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784780308723

作品紹介・あらすじ

並み居る保守・右翼団体を糾合し、半数近い国会議員を結集する歴史観は侮れない。日本の非道を列挙するやり方でなく、歴史の光と影を統一する方法論を提示する。

感想・レビュー・書評

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  • 日本会議の面々が東京裁判を批判するのは日本とドイツだけが裁きを受けたから。第二次世界大戦以降、(主に米国による)侵略戦争はいくつも起きたが裁かれる国はなかった。日本会議史観派(日本の主導者)は米国の侵略を批判できないというジレンマを抱えている。日本は例え米国であれ侵略する国があれば批判すべきである。イラク戦争の時も米国の同盟国であるフランス、ドイツ、カナダは米国に反旗を翻した。米国の戦争に反対したことがない同盟国は日本だけ。これは哀しい。

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著者プロフィール

松竹伸幸(まつたけ・のぶゆき)
1955年長崎県生まれ。 ジャーナリスト・編集者、日本平和学会会員(専門は外交・安全保障)、自衛隊を活かす会(代表・柳澤協二)事務局長。一橋大学社会学部卒業。『改憲的護憲論』『〈全条項分析〉日米地位協定の真実』(共に集英社新書)、『9条が世界を変える』『「日本会議」史観の乗り越え方』(共にかもがわ出版)、『反戦の世界史』『「基地国家・日本」の形成と展開』(共に新日本出版社)、『憲法九条の軍事戦略』『集団的自衛権の深層』『対米従属の謎』(いずれも平凡社新書)、『慰安婦問題をこれで終わらせる。』(小学館)など著作多数。

「2021年 『「異論の共存」戦略』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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