詩人別でわかる 漢詩の読み方・楽しみ方 時代や作風で深める読解のコツ35 (コツがわかる本!)
- メイツ出版 (2021年9月30日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (144ページ)
- / ISBN・EAN: 9784780424645
作品紹介・あらすじ
時代を追って詩人別に漢詩を紹介。「詩人の特徴」「時代背景」などの違いに触れながら、より深く漢詩を味わうための 1冊。
感想・レビュー・書評
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詩人をこれだけ並べて比較する本は
私は今まで読んだことがなかった。
当然といえば当然だが、漢字の羅列なのに
受けるイメージが描いた詩人によって
異なる不思議。
日本語の詩がひらがなが入るのと違って
漢字が続くとひたすら固い感じに
なるのかと思いきや…そうでもなかった。
七言絶句の詩が多いなと思っているのに
五言絶句が出てくると新鮮な気持ちになったりして。
白文で読めるほどに知識はないけれど
漢詩のリズムが好きだなと改めて認識した。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
時代別に紹介してくれているので、誰がどんな時代を生きてどんな詩を作っていたか、スーッと理解できて、漢詩入門書としてもってこいだと思う。
越中覧古は絶句なのに「前編」と後編があるかのように書かれていたり、雑詩が雑誌になっていたり、「酒家何れの処にか」の「の」が「に」になっていたり、間違いが多く、そこは残念。 -
漢詩について改めて知るいい機会となった
漢詩の形態には古体詩、近体詩があること
古詩、絶句、律詩、排律
押韻、平仄
など漢詩の基礎を学ぶことができた
読みやすかったです。
出合いに感謝です -
中2の長女が漢文の韻のついて聞いてきた。
理系の私にとって漢文など最も興味がなく、最も遠ざかっていたジャンルではあったが、この本を読んで、漢詩には定型的な決まりがありそれに則って読まれており、当然のことではあるがその韻というものは当時の中国語の発音までわかっていると深く楽しめるものだと知った。
漢文アレルギーもちょっと治ったかなと思うと良い本に出会った気がする。 -
●鑑賞のポイントも解説してあり、漢詩に馴染みがなくてもわかりやすい本だった。