nのマジック

著者 :
  • 本の泉社
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  • Amazon.co.jp ・本 (316ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784780712445

作品紹介・あらすじ

なぜ効かない薬が nで効く薬に変わるのか nの秘密とは
誰も知らない薬の裏側 白い巨塔を鋭く裁く

 しかしふざけた話だ。あいつらは俺を侮辱している。絶対に許すことはできない。あいつらは社会から抹殺されるべきだ。今度会ったら引導を渡してやる。
 依田が駅舎につながる階段の所まで来ると、ジャケットの内ポケットの携帯が振動した。足を止め画面を見ると登録しているあの男なので電話に出た。
 依田は話をしているうちに興奮して大声を出した。
「ふざけんな、えぬをいじるな」 
依田の横を通り過ぎた二人の女子学生がこの声で驚き、立ち止まり振り返った。(「序章」より)

感想・レビュー・書評

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  • マスコミを賑わした降圧剤の偽データ事件を取り上げたミステリーでは。奥が深いのに、流れがよく、映像が勝手に浮かんでくる読み易さがありました。統計の○○だけでなく、鎌倉山の店のモニター映像、銀杏の葉のエキス、‐‐‐etc、いくつものネタが仕込まれていて、読みごたえがありました。私は実行犯を推理できませんでした。でも黒幕は当てました。あと、会社で生き残るサラリーマンの悲哀を感じました。

  • なぜ効かない薬が nで効く薬に変わるのか。n...N...。
    統計、N、製薬、ってことで、大体の内容は予想できたけど、解決に向かう課程がおもしろかった。

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