- Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
- / ISBN・EAN: 9784780801699
作品紹介・あらすじ
子供のケータイ所持率…
小学生=20.9%
中学生=49.3%
高校生=97.1% (内閣府「平成22年度青少年のインターネット利用環境実態調査」より)
いずれは持たせるケータイを、いつ、どうやって持たせるか?
学校が生徒に持たせる「制ケータイ」から、ケータイ規制の問題点、災害時のケータイの可能性まで、子供とケータイにまつわる最新事情を取材。
現場の声と多くの資料をもとにして、「先延ばし」にしないケータイ/ネット教育のあり方を、親と子、先生、行政、それぞれの立場から考える。
「ITmedia +Dモバイル」での連載「ケータイの力学」と、「もっとグッドタイムス」掲載のインタビュー記事を再構成して加筆・修正を行ない、注釈・資料を追加して単行本化しました。
感想・レビュー・書評
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2011年の本。斜め読み。
子供のケータイ所有にポジティブな 意見が聞きたくて読んでみたが、ちょっと思ってたのと違った。行政のあり方に関係する部分が多かったような・・・?
問題のある使い方をする子供が取り沙汰されるけれど、大半は問題がなく上手に形態を活用しているという事実は大事だと思った。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ケータイからスマホになりつつある今。
もはや子供にケータイを持たせるか否かというより、どう共存していくかを考えるべきだろう。
インターネットが世界を変えたのだから、私たちもそれに対応しなければならない。子供も同じ。親にも当然責任が発生する。
犯罪がからむから簡単な問題ではないが、本書でも書いてあるように、ただケータイを子供から取り上げて、はい、おしまいっていう訳にはいかない。
自分の子供が学校に行き始めるころは、また状況ががらっと変わってるんだろうな。
電子教科書とかね。 -
子供とケータイについての筆者の仮説は次のとおりである。
1.子供からケータイを遠ざけることは間違いである。
2.規制より先に教育があるべきである。
本書は、これらの仮説を検証するためのものであるとのこと。
私がこの本を手に取ったきっかけは、親として自分の小学校一年生になる子について、ケータイはいつ頃持たせることになるのか、という興味だったので、直接、自分は読者としての対象ではなかったように思う。
この本は、中学生程度の子供について、親というよりもむしろ社会的にどうかという観点から書かれているような気がしたので。(先進的な学校の取り組み、自治体の取り組み等が紹介されている)
著者の仮説は正しいようには思いました。 -
小寺信良「子どもがケータイを持ってはいけないか」読了。ケータイ規制より先に教育があるべしという内容を多角的な取材から展開。埼玉県のツイッターを導入・公開している中学校の例が興味深く、そのガイドラインはどこでも応用できそうな物。他震災時の携帯利用の例などを紹介。
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年頃の娘を持つ筆者が、1.子供からケータイを遠ざけることは間違いである。2.規制より先に教育があるべきである。という二つの仮説を多方面への取材をもとに検証していく。チェーンメールがなぜいけないのか?SNSはいわれているほど問題なのか?問題の本質を探るべくデータにあたる。至極まっとうなことが書かれている本。