- Amazon.co.jp ・本 (206ページ)
- / ISBN・EAN: 9784781605050
作品紹介・あらすじ
『エチカの鏡』『王様のブランチ』『DON!』で注目の"本のソムリエ"が贈る、9人の人生を変えた、9冊の本の物語。
感想・レビュー・書評
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登場人物がそれぞれ本に出会い、人に出会い、自分の本当の気持に出会い、また前を向いて歩んで行く。そんなお話です。
本を読むというのは孤独な活動?かと思っていましたが、本が出合わせくれる人との繋がりがあるのですね。
編著にNPO法人読書普及協会と書かれていてその存在を初めて知りました。
読書の世界は広いのだと改めて思いました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
今の自分に合った1冊の本を勧めてくれる書店に、ぜひとも行ってみたいと思いました。
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「エチカの鏡」でご活躍を拝見していた清水店長は、不定期ながらも定期的にお越しくださっていて、毎回、程よい緊張感を持たせていただいてました。
そのご活躍は、はるか北の大地にも聞こえ及んでいましたが、実際にどういったコミュニケーションをとられるのかを本書で初めて知りました。
出過ぎず、寄り添い過ぎず、でもかなりダイレクトにリーチするその感覚、すごいです。
追いたいと思える背中があること、
そんな方とお話させていただけていたのは僥倖です。
「読書のすすめ(東京都)」に集まるお客さんと清水店長の「向上環境」な書店のストーリー。
9人の人生を変えた9冊の本が紹介されています。
[本文より]
・「おまえさんは、おまえさんの人生を使って何をしようと思っているんだい?」(喜多川泰 著『「福」に憑かれた男』)(p.83)
・「楽をすると『無能』にしかなれません。」植松勉 著『NASAより宇宙に近い町工場』
・「人間というやつはね、師弟関係であろうと、親子であろうと、夫婦であろうと、恋人どうしであろうと、愛情が深ければ深いほど、お互いに傷つけ合うという性質を持って生まれてきてるんです(中略)。どっかで強い傷をお互いに負わせ合う、そういう宿命を持って生まれてきておる」(椋鳩十著『感動は心の扉を開く』
・「幸福を願うなら、あなたの幸福の泉を惜しみなく、人に分け与えることことがすべてです」
・「他人のために時間を捧げよう」
・「頼まれごとを快く引き受けよう」
・「存在するだけでも喜びを与えられる」
・「究極の愛の形というのは『その人のそばにいてあげること』」
・「イヤな相手・相性の悪い相手の成功・幸福を願えば、莫大な利息がつく」(植西聰著『宇宙銀行』)
・わたしの友人で「試練上等!」という言葉を座右の銘にしている大石さんという女性がいます。
・「人を信じ、支える人になろう」 -
”「読書のすすめ」清水店長との出会いをきっかけに人生に奇跡をおこした人たちの素敵なストーリー。作品中に登場する本(転機のきっかけになったもの)の紹介もいい。
寝る前に少しずつ、読んだ。登場人物がつながっているのも楽しい。
<読書メモ>
・「おまえさんは、おまえさんの人生を使って何をしようと思っているんだい?」(喜多川泰 著『「福」に憑かれた男』)(p.83)
・「この夢は、実現できないのだろうか?」
自分を信じきることができないと、まわりの意見に左右されてしまう。ふと、植松さんのエピソードを思い出した。(p.123)『NASAより宇宙に近い町工場』(植松努 著)
・「店長さん!俺、店の名前を『ツイてる古本、本の越後屋』にバージョンアップしましたよ。それにしても、いい名前ですよ、本の越後屋って」
(略)
「まさか、本当に越後屋なんて名前をつけるとはねぇ。あれ、冗談だったのに」
と、ヒゲの店長。(p.144)
・「そうなんですかい。それは絶好のチャンスですぜ!誰にも頼らず、自分の力で仕事をしていく。こんなに楽しいことはありませんぜ。お客さんには、この本を読んでもらいてぇなぁ。もう二十年くらい前に出版された本なんですが、いま読んでも勉強になることがた?くさん書いてありますぜ」
そう言いながら、ヒゲの店長が差し出した一冊は、『感動は心の扉を開く』というタイトルの本だった。(p.155)
・私は信じています。
人と組織には、潜在的な力が未だ眠っていることを。
今日も明日も人と組織の問題に心を痛め、
偽りの自分を過ごさないといけない苦しさの中にあっても。(p.161)
・「幸福を願うなら、あなたの幸福の泉の水を惜しみなく、人に分け与えることがすべてです」(植西聰 著『宇宙銀行』)
・自分は瑠美とは住む世界が違うと思いこんでいた。そんな気持ちに瑠美も気づいていたはず。なのに、瑠美は友だちとして距離を保ったまま、佳代子が心をひらくのをずっと待ち続けていた。(p.184)
・第7話
『感動は心の扉をひらく』(椋 鳩十 著)
(略)
子どもに「勉強しなさい、勉強しなさい」とお経のように唱えるお母さんをよく見かけます。その行為は、子どもを疑っていることにほかなりません。逆に、お母さんに信じてもらっている子どもは、ほうっておいても才能を伸ばすものです。ここをはき違えると、結果も大きく違ってしまいます。(p.202)
★さあ、次にこの本に登場するのは、あなたです。
さて、夜もふけて、そろそろ酔いもまわってまいりました。
今日も明日もあさっても、さらなるみなさんの大向上を期待して、お風呂に入って寝ようと思います。
最後まで読んでくださったあなたと、いつかお会いできることを夢見て。(p.205)
<きっかけ>
人生に関するエッセイのコーナーで発見。冒頭の小川さんのエピソードを読んで、即購入を決定。” -
なぜかあまり面白くなかった。
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実際にあった話を基にした9人の話
読んでいて、本の力を再認識。
一度会ってみたい。 -
紹介されていた本の中で共感したのが「今まで何に抵抗していたんだろう」という部分です(*^o^*)これからも素敵な本と出会ったら、人に勧めていこうと思います。
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たった一冊の本との出会いで人生は変わる。
そんなことをテーマに実話ベースでのストーリーが展開される。
エピソードを読み終わった後は実際に取り上げられた本を読みたくなる