- Amazon.co.jp ・本 (220ページ)
- / ISBN・EAN: 9784781605531
作品紹介・あらすじ
あなたは「負けず嫌い」か「あまのじゃく」?恋と愛って、こんなふうにちがう。「女らしさ」で悩まない。なぜ「好きな人とセックスしてる」のに苦しいの?女性誌の嘘。親の圧力。あなたは「欠点」を直さなくていい。彼がヤリチンになる理由。「なかなおりの仕方」と「別れの作法」。運命の相手の見わけかた。
感想・レビュー・書評
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この本を読んで、なぜ社会人になって生きづらさを感じているかはっきりした。
男女平等を口々に主張するが、そもそも本当に男性と同じことを女性に求めるのは無理な話である。
身体の作りが、社会の中での役割が違う。
女であり、妻であり、母であるだけでなく、男性と同じくらい仕事をこなす。
現代社会は女性に要求することが多すぎる。
全部を完璧にこなすなんて正気の沙汰じゃない。
これを男性の著者が認めてくれることが救いなのかもしれない。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「恋とセックスで不幸になる秘密」のほうがしっくりくる内容だった。「自己肯定感」とか「ありのままを受け入れる」とかいうことを「心の穴の形を知って折り合いをつける」って表現してるのはおもしろいなーと思った。でも私はどっちみち理解できない。開き直りのインチキ自己肯定なら持ってるのわかるんだけど。とりあえず、自己肯定できない自分を受け入れないといけないんだろうな。
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うーん。恋愛本は何冊か読んできたし、アダルトチルドレン本もいくつか読んだことがあるので、くどいなあと思う部分もあった。ただ基本的にはとても丁寧で、この本に書いてあることができるようになれば、できないよりずーっと生きやすくなると思う。それでも今の社会では女はつらい(男もそれなりにつらい)。まあそれは著者のせいではないけども。なにしろ最後は運なのかなーと結局。女も男も、「しあわせ」になるのは簡単ではなくて、できることをやったからといって保証されるものでもない、しかしそれをあまり嘆かないこと。楽じゃない。
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良い意味でも悪い意味でも期待を裏切られる
著者はAV監督だけど、この本は女性向けの本
タイトルに「セックス」という文言が入っているけど
あんまりセックスについては書かれていなくて
恋愛についてのメンタリティやケースが記述されている
著者がAV監督ということやこのタイトルで本屋で手に
取りにくい女性は多いかもしれないけど、女性の率直な
感想を知りたい本 -
2013年5月の課題本、そのにです。
http://www.nekomachi-club.com/ -
猫町倶楽部読書会の課題図書 2冊目。当日になって読了。数々の女性と関係を持ち、苦しみ、苦しめられた著者が「なぜ恋は人を苦しめ、自分を苦しめるのか」を考察した一冊。
前著「すべてはモテるためである」は、内容も体裁も非モテをこじらせた勢いで書いたという印象だった(「若書きの魅力」があった、とも言う)が、本書では一転して男女間の恋愛について冷静な考察を丁寧な言葉で記述している。著者の論旨には、一部をのぞいてほとんど同意するもので、いままで自分が言葉にできなかった思いを綺麗に言葉にしていただいたという感じ。もっと若い頃に読みたかったなあ……いや、若い頃なら読んでも理解できなかったか。
女性がこの本を読んだときに、はたしてこの内容がどの程度的を射ているのかは興味深い。あと、自己啓発本の類はどれもそうだが、こういう話は「判っても変われない」のが世の常なので、世間の様々な女性が本書のアドバイスに対してどう反応するものなのかも見てみたい。 -
自己肯定感って最近よく聞く言葉だけど、どう高めたらいいのかいまいちピンとこない。
腹落ちまでは行かないけど、なんとなくはわかったかな。
人の目を気にせず自分の気持ちに素直に従って楽しく生きよう。 -
R25の書評を見て心惹かれて買った本。
タイトルが「おっと」という感じだけど、内容は至ってまじめな「どうやったら自分を、他人を愛せるのか?」というものです。
ちょっとつきあいの長い人は「私ってナルシストだからぁ〜」という言葉を私から聞いたことが1度はあるかと思いますが(うざくてすいません)、まさにこの本が取り上げているのも「自己肯定」と「ナルシシズム」の違い。
自分のことは可愛いけれど、自分を愛せているわけではない。
自分を愛してあげなさいと言うことは簡単だけど、難しい。
私が人生でずーーーっと思っていること、だから生きにくいんだよなぁと思っていたことをそのまま、私が思っているよりもずっと上手に書いている本だなというのが感想。
最後の最後は自己肯定しなさいねというメッセージになっていて(というか、そう言うしかないですよね)、他の書いてある内容全てには同意できるだけに、それがちょっと単純な気がして残念でした。が、愛のある示唆に富んだ内容が多く、面白い本だったと思います。
タイトルが恥ずかしいけどすごくおすすめ。 -
自己肯定できていないと人間関係で苦労するぞ、というテーマをあの手この手できちんと説明してくれる。
今まさに恋がうまく行っていない人はこれを読んで内省する良い機会になるし、もうそこそこうまく行っていて興味本意で読んでいる人は「そうそう、そうだよねー!」と共感できまくること受け合い。