- Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
- / ISBN・EAN: 9784781608693
作品紹介・あらすじ
パパと森を散歩してる時にみつけた小さな赤い帽子。それはきっと、おじいちゃんが言っていた森のこびと、「クーナ」の帽子。クーナは小さな神様みたいな存在。けがをなおしたり、畑仕事も手伝ってくれる。クーナには人間には見えない見える。そう、世界は目に見えるものだけで出来てるんじゃないんだ… 世界的映画監督、是枝裕和と人気イラストレーター大塚いちおが子どもたちに贈る小さな物語。
感想・レビュー・書評
-
是枝裕和監督の秋のテレビドラマ「ゴーイング・マイホーム」の中で宮崎あおいが子どもたちにこの本の読み聞かせをしていて、森に住む小人・クーナの説明をしていた。
図書館で見つけた時、「あっ、既にあったんだ」と思った。のであるが、良く見ると是枝裕和作だった。ドラマにあわせて刊行されたらしい。
実は初回は見たのであるが、途中を丸まる抜かしてしまった。テレビが壊れていたためである。8回と9回は見たのであるが、なんと最終回を見逃してしまった。だから私にとって、「クーナとは何か」は今だに謎のままなのである。
この絵本の少女が「おじいちゃん」から聞いた話によると、クーナとは以下のような生き物らしい。森に住んでいる小人で、昔は北の国に住んでいたけど、最近はちょっと怠け者でどんどん南下している。クーナの声は、人間にはチルチルチルって聴こえる。また、傷を癒す能力や糸を紡いだり畑仕事も手伝うらしい。時にはお墓に現れて、死んだ人にも会わせてくれるらしい。
クーナは「にんげんにはみえないものがみえるんだって」それはいいものだけじゃない。クーナが臆病で、なかなか森から出て来ないのは「たぶん にんげんにはみえないこわいものがまちにはたくさんあるからだって」
ドラマの中で、阿部寛や娘はクーナに会うことは出来たんだろうか。宮崎あおいは会えないよね。そういう位置づけだった。大きな変化のないドラマだった。こわいもの、巨神兵が東京に現れたりはしない。けれども、とってもドラマチックなドラマだったのではないか、と勝手に思っている。
2012年12月27日読了詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
大塚いちおさん素敵!と思ったら、「GIONGO GITAIGO JISHO」の人だった! 私が、世界で一番好きな辞書♪
-
胎教に借りる。
是枝さんの絵本だったから、借りる。
まぁ、そんな感じ。 -
クーナの声は人間にはチルチルチルって聞こえるみたい。一応神様だって。赤いさんかくの帽子返しますから、落としたともだちいませんか?
-
女の子が森で赤い小さな帽子を拾った。
それは、昔おじいちゃんに聞いた、小人のような神様のようなクーナという存在がかぶっているもの。
女の子はクーナを家に案内しようとクローゼットの中にクーナの席を作ったりする。
クーナには人には見えないものが見えたりするので、街には怖いものがあるからクーナはいないのかも知れないと女の子は思う。
最後、女の子は森で赤い帽子を落とした人はいないか、とクーナを呼んでみる。
テーマは目に見えるものが全てではない。
外見はコロポックルみたいに思えた。