遠野物語 (まんがで読破 MD126) (まんがで読破 126)

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  • イースト・プレス
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784781609607

感想・レビュー・書評

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  • 元を知らないんですけど、ホントにこのマンガの内容であってるんですかね?

  • 近代化が進む明治時代末期。急速に変化していく日本の姿に、「日本人とは何か」という問いを募らせた官僚・柳田国男は、岩手県遠野地方に伝わる民話を書き留め、自費出版で世に送り出した。
    天狗や河童、座敷童子などの妖怪や死者の話、地元でまつられる神々や行事についての記録など119話が当地の伝承のままに、それでいて格調高い文学性をもつ文体で書き記された本書は、芥川龍之介や南方熊楠らにも影響を与えている。

    岩手県遠野市(当時:陸中遠野郷)に伝わる民話、説話を遠野出身の佐々木鏡石(本名:佐々木喜善)による口述から民俗学者の柳田国男がまとめた説話集である。1910年発行であり、冒頭では「この書を外国に在る人々に呈す」とされている。日本の民俗学に大きな影響を与えた。

    長短合わせて119話からなる。題目には大きく地勢、神の始、里の神、神女、天狗、山男、山の霊異等々と分類されている。山中にありそこにあるものをを持ちかえるとその人に幸福をもたらすという不思議な家マヨイガ(マヨヒガ)や、雪女、川童(カッパ)、山姥などの妖怪の話、カクラサマ、オシラサマ、ザシキワラシなどの神様の話などが採録されている。

    よくある昔話のような「昔々あるところに」という形式と違い、具体的な場所や人名が出ているのが特徴である。この書物によって有名になった妖怪や怪異として代表的なものは、座敷童子やマヨヒガなど。

    ・もくじ
    遠野 5
    山の中 28
    民話の里 172

    主人公は民俗学を学ぶ学生。
    フィールドワークで遠野に来るが遭難し、
    山小屋に住む老人に助けられて一週間の山奥生活を経験することになる。
    野外風呂に入りながら、囲炉裏にあたりながら、猪を調理しながら、
    二人はスローライフの素晴らしさと現代文明の批判を繰り返す…。

    作中に出てくる妖怪は以下ですべてです。
     ・天狗(遭難の原因。出オチ)
     ・山男(老人が主人公に語ってくれる唯一の妖怪話)
     ・経立(壊れたラジオを持っているので、直してあげたら猪をくれる)
     ・河童(生ゴミを漁っているところを見かける)
     ・座敷童(背景に1コマだけ登場)
     ・犬?の化け物(主人公を食べようとする)

  • 大学生のフィールドワークをもとに、遠野物語を紹介する。
    現地を回るのも、頭でっかちにならないようにしないと、自分が考えているストーリーに振り回されてしまいそう。

  • おじさんとの交流の部分は面白かったけど、不思議な話が、あんまりなかった様な…

著者プロフィール

1875年生。民俗学者。『遠野物語』『海上の道』などの著作により民俗学の確立に尽力した。1962年没。

「2022年 『沖縄文化論集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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