老後をリッチにする家じまい 一戸建て、売り逃したら負動産

著者 :
  • イースト・プレス
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784781615974

作品紹介・あらすじ

「空き家」「重税」「相続争い」の元凶を処分して豊かなセカンドライフを手に入れる秘策!
なぜ一戸建ては不利なのか?
「マイホーム時代」は完全に終わった。低金利でも若い世代はマイホームを購入しない。各種アンケートでも「将来的にマイホームを購入したい」という人が大幅に減少している。こうなると、高齢者にとってはもちろん、その予備軍にとっても、できるだけ早いうちに一戸建て住宅を処分=「家じまい」して、税務面で優遇されるマンションやサ高住への住み替えをした方が、老後に備えた賢明な生き方である。一戸建ては買い主が現れにくい以上、残された猶予はない。
「家じまい」を決断することは、簡単ではない。給与の大部分を投じたマイホームで、子育てをし、家庭を築いてきた。変化を嫌う高齢者には、大変な勇気が必要であろう。しかし、「家じまい」は決して、後ろ向きなものではない。むしろ、幸せなセカンドライフを築くために必要な準備である。「家じまい」は、老後の資金調達の手段である。

感想・レビュー・書評

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  • この著者はマイホームの時代は終わった、として税制面で優遇されるマンションやサ高住に住みかえるべきだとしていて、その理由を述べているのがこの本になります。

    便利さを求めて、駅近や病院、スーパーの近くに住みなさい、としています。
    確かに便利な所はいいですが、高いし、情緒がないのが気になります。交通の便がいい所はヨタヨタ歩くものにとってはあぶないのではないでしょうか。そんなものは求めるな、という事でしょうか。

    私はゆったりとした生活、ギリギリまで身体を使える生活がしたいです。歩けなくなっても静かな生活がしたいです。

    早くから都会で老後の準備のために生活したくないです。

  •  とにかく年取れば一戸建てよりマンションがよい。一戸建ては売れるうちに早く売れ、という話。田舎の土地の地価があがることはもうこの先ない。よって、この本のキャッチフレーズが「一戸建て、売り逃したら負動産」インパクトある。
    本の前半部、同意できない。反感しか残らない。頭にカッカッきながら読んだ。
    後半、墓じまいのことや、マンションの固定資産税、相続税などの内容を読んですこ~し納得した。
    知らないことが多かったので勉強になった。


    専属専任媒介契約・・売却を不動産会社1社に任せる契約。不動産会社から報告が1週間に1回届くき、積極的に売ってくれる可能性がある。ただし自分の知り合いなど勝手に売ることができない。
    専任媒介契約・・業者1社だけ頼めるが、自分でも購入者を見つけることができる。
    一般媒介契約・・複数の業者に頼める。自分でもできるが、業者が積極的にやってくれない可能性がある。

    居住用の買い替えで損が出た場合、3年間にわたって所得から差し引ける。

    相続人は相続放棄すると借金だけでなく財産は一切相続することができなくなる。しかし生命保険は放棄した相続人でも受け取ることができる。

    一戸建てと違いマンションは各専有部分の所有者が持つ敷地権利割合は居住者が多いのでマンションが建つ敷地に対して極ごくわずかなものにとどまる。相続税にも毎年の固定資産税にも得である。

  • 結局のところ早く戸建は売りなさいしか述べてないが、それでリッチになるわけがなく、片手落ち。

  • 「マイホーム時代」は完全に終わった。
    いろんな意味で時代の価値観は
    転換期を迎えている。
    そのことを大いに認識し、覚悟すべきだと思う。
    ある種非常に面白い時代だとも言える

    P4
    現在の日本では
    磯野家のような大家族は
    ほとんど存在しないし、
    また、あのような家族愛に満ちた日常生活は
    永遠には続かない

    P5
    一戸建てにいつまでも
    住み続けるのは
    メリットよりも
    デメリットの方が大きい

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著者プロフィール

弁護士・税理士

「2020年 『波平の遺産は、どうなる!? 磯野家の相続〔令和版〕』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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