人馬(三)

著者 :
  • イースト・プレス
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本棚登録 : 140
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (180ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784781616858

作品紹介・あらすじ

この世界で生きる半人半獣の種族「人馬(じんば)」は、

数十年前まで「人間」の戦道具として自由を奪われてきた。

戦乱の世が終わり、現在ふたつの種族は助け合い共存している。



戦も人間も知らずに山奥で暮らしてきた少年人馬・谷風(たにかぜ)と、

かつての迫害を身をもって知る壮年人馬・権田(ごんた)が、

変わりゆく時代の中で、それぞれの生きる道を探していくのだが――





【編集部より】
Webメディア・マトグロッソで連載が始まるやいなや大反響を巻き起こした本作『人馬』。

ゲーム『モンスターハンター』シリーズのモンスターデザインなどを手掛けてきた著者による、初のマンガ作品です。

その躍動感あふれる筆致で描かれる半獣半人の美しき異形“人馬”たちが、架空の戦国時代で様々なドラマを繰り広げるストーリー。



雄々しき荒馬・松風(まつかぜ)と、愛嬌ある駿馬・小雲雀(こひばり)のふたりを中心とし、

人間に追われながらも必死で生きる人馬と、戦乱の時代を描いた【第一部】から時代は変わる。

平和な世の中になり、人馬と人間が共存する時代へと移っていく【第二部】の舞台では、

松風の息子・権田(ごんた)と小雲雀の息子・谷風(たにかぜ)が中心になり、

「どう生きていくのか」を彼らが探していく物語です。

感想・レビュー・書評

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  • 最オブ高で涙が止まらんのですが……権田の恐怖も、三国の(恐る恐るの)冷静さも、新しい時代の風で変わってくのかな。

  • 第2部。次世代の人馬たちの話。絵に雰囲気があって、人物は動作ひとつで生き生きと見え、山中の描写は静謐さを感じさせる。
    この部は人間との共生についてがテーマになるのだろうか。第1部は美しいながらスタンダードな感じの物語だったけれど、第2部には何か意外性や起伏が欲しいところではある。

  • 居酒屋の椅子に違和感無く座る人馬(和人ケンタウロス)の絵に、なるほど…このように!と見入る。
    山岳に暮らす人馬(ド田舎もん)が町に降り、身だしなみとして下半身にも服を纏うシーンにて、トイレの時は汚さないよう気を付けろよー。とのアドバイス有り。尾っぽ上げて真っ直ぐ落としても脚の出張った部位に当たらないかと想像し、慣れるまで苦心しそうだな…と物語りの外で余計な心配した回。

    個人的見所メモ:権太のガッチリ馬格でのトラウマ震えギャップ。谷風のモミアゲ部位のロン毛。三国が美人。紗御前様。

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著者プロフィール

2017年より初の連載作品『人馬』でデビュー。今作が少年誌初連載。漫画を描く以前は、2006年より(株)カプコンで3Dモデラーとしてモデル制作を主に担当。MHシリーズで3より一部NPC、武器防具のデザインに参加。4にて一部新規モンスターデザイン、3Dモデリング担当。Xにて全新規モンスターデザイン、3D、モンスター廻りの監修担当。

「2021年 『鉄界の戦士(4)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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