怖い4コマことわざ事典

著者 :
  • イースト・プレス
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本棚登録 : 51
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (154ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784781621005

作品紹介・あらすじ

ちょっとダークな4コマ…のようだけど、じつは“意味がわかると”怖くなる。
謎を解くカギは、「日本のことわざ」

「正直者が馬鹿を見る」「怪我の功名」「長い物には巻かれろ」…
有名すぎることわざを題した どこかがおかしい4コマたち。
ページをめくると…ことわざの語釈と、怖くなる“意味”の解説を掲載。

隠された恐怖に、あなたは気づける?
新感覚の、ミステリー×ホラー×ことわざ事典

感想・レビュー・書評

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  • ブックサンタ2023寄付本

  • 基本は「意味がわかると怖い4コマ」と同じ。
    ことわざ縛りがあるだけ。
    なんなら縛りがある分だけ無理矢理感がある。
    なので、コレで ことわざ を覚えようとは思わない方が良い。
    その場合は素直に怖くない ことわざ 漫画を読んだ方が良い。

    ちなみに全ての文字がフォローされているワケではなく、やはり ことわざ が存在しない文字もある。
    なので各章の始めも「あ~お」「か~こ」ではなく「あ行」「か行」と書いた方が良かったのでは。
    「や行」なんて「や~よ」と書かれているのに「よ」から始まる ことわざ が載っていないので違和感がある。

    いつまでもあると思うな親と金:
    死亡届け出さなきゃ保険なんて下りないんじゃないのかな?
    そりゃバレる。

    聞くは一時の恥聞かぬは一生の恥:
    いまどきジェットコースターの安全ベルトなんて自動じゃないの?
    あと、いくら客が「慣れてるから」と言おうが、ちゃんとロックが掛かっていることを確認しないのは職務怠慢でしかない。

    紺屋の白袴:
    占い師が自分のことを占うのって御法度じゃなかった?

    五臓六腑に沁み渡る:
    これ、調べてみると基本的に「染み渡る」の文字が使われてるんだけど、どっちでも良いのか誤字なのかワザとなのかなんだろう?
    吸血鬼が自分の血を飲んでも、それって吸血鬼の血であって人間の血ではないから美味しくないのでは・・・。
    なんなら動物の血でも良いってことになっちゃうよね。
    吸血鬼が二人いれば永久機関が完成しちゃうのでは。

    大は小を兼ねる:
    死体を埋める場合、森の中なんてそれでなくても動物が荒らすから深く掘る必要があるんだよ。
    あと、最近は小が大を兼ねることの方が多いよね。

    長い物には巻かれろ:
    コレ、わりとリアルな話だよね。
    無能社長は、なんで今ソレを二人でやっているのかが理解できないから安直に人数を減らしたり単価の安い人間に配置換えしたりする。
    その結果、漫画にあるように事故が発生したり、熟練者が抜けて作業が回らなくなって会社を潰すことになる。

    二足の草鞋:
    これ、ちょっと分かりにくい。
    最初はボディガード中に依頼者に対して強盗してるのかと思ったけど、流石にそんなことはなかったか。
    解説ページのマッチポンプが余計に混乱させる。

    庇を貸して母屋を取られる:
    まるで日本と某国の関係である。

    下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる:
    そもそも高層マンションから石を投げ落すことがダメでしょ。
    仮に殺意がなくても過失致死。
    どうやっても事故にはならないのでは。

    餅は餅屋:
    病原菌の死って、どういう状態のことを言うのだろう?
    病原「菌」ということは細胞構造があるから、いちおう死があるんだろうか?
    ウィルスには死というものが存在しないという話がある。
    細菌にも脳は存在していないし、死神が司るような生物的な生死の概念が存在しているのだろうか?
    ちなにも細菌は死んでも効力が残っているという研究結果があるそうな。

    門前の小僧習わぬ経を読む:
    自分の部屋で眠らせて財布を奪うって間抜けなのかな?

    論より証拠:
    証拠もバカには通用しない。
    そもそも論で理解できないヤツは証拠も理解できないことが多い。

  • 4コマだけ読むとよくわからないんだけど、
    その後のことわざと解説を読むと、ちゃんとわかるし結構ホラーな内容。
    そして話が結構グロい。

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著者プロフィール

4コマ中心にいろいろ描くこと20数年。
「意味がわかると怖い4コマ」シリーズ(双葉社)ほか、
現在はホラー・ミステリ分野に挑戦中。

「2023年 『怖い4コマ慣用句事典』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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