「東洋の魔女」論 (イースト新書) (イースト新書 9)

著者 :
  • イースト・プレス
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784781650098

感想・レビュー・書評

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  • 「女工に負けて口惜しいか」
    東京オリンピックにて、いち企業チームである日紡貝塚バレーチームが東洋の魔女と呼ばれ金メダル獲得してしまった。よくよく考えれば、おかしな現象を軸に工場レクリエーションとしてのバレーボールを掘り下げた面白い本でした。
    工場が福利厚生活動としてレクリエーションに、ものすごく力を注いでいる姿は21世紀に就職した自分としては、ちょっと想像できない感じであります。労働者にひたすら冷たい昔の製造業のイメージと合わない。。。
    ただ、選手の生理痛を認めず、盲腸だって勝手に切っちゃう監督(昼の顔は庶務課長)のエピソードは、イルな感じというか、労使関係において使用者の圧倒的強さを窺い知れます。

著者プロフィール

1973年福岡県生まれ。社会学者

「2017年 『これからの地域再生』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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