- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784781650654
作品紹介・あらすじ
安倍政権は二〇一〇年代の日本で最大の「メガヒット」である-。多くの国民やジャーナリストがその「メディア支配」に異議を唱えているにもかかわらず、なぜ「安倍一強」体制は盤石なのか。なぜ大手メディアは政権に逆らえなくなったのか。その背後には政権側の緻密な「マーケティング戦略」があった。大多数の国民がその戦略に翻弄されてしまう時代に必要な情報リテラシーとは。また、ネット選挙や一八歳選挙権が注目されるなかで、国民が選挙を通して政治に「理性」を反映させるために必要な方法論とは。
感想・レビュー・書評
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東2法経図・6F開架:312.1A/N81m//K
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マーケティング化する民主主義 西田亮介 イースト新書
面白く読めました
心をなくした民主主義は〜
どこに捨てれば良いのでしょうか?
前半の記事はメディアに気遣って
あらぬことを書いていることなどを除けば
かなりオモシロイ情報を得られたと思うけれど
後半の津田大介の司会による平将明と西田亮介の対談や
小林史明と西田亮介の対談に成ると
相手を意識したナアナアな内容になって
残念な結果だったと思う
それに引き換え最後の三宅洋平との対談は
お互いに背伸びした突っ込みがあって面白く読めました
いずれにしても腰砕けを逆手に取って深読みすれば
現状の一旦を読み解く鍵を
見つけることができる切り込んだ内容だとも言えそうだ -
前半部分の評論と後半の対談の内容がかぶっている。
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自民党のメディア前略が格段に進化しているのが、安倍一強の理由。
野党はどうすべきか、後半に自民党の議員との座談会があるが、民進党の議員も出て討論してほしかった。 -
小泉政権、下野を経た自民党がメディア戦略を高度化させていく一方で、野党はどうだ? マスメディアは? 前著『メディアと自民党』における指摘を踏まえながら、イメージに突き動かされる「情の政治」から「理の政治」への転換を説く。
三宅洋平の「選挙フェス」の分析、SEALDsへの言及を除けば、前著を読んでいれば「まあ、そうだよね」という内容。自民党議員や三宅洋平らとの対談は面白かったけれども、全体を読んでの感想は「バージョンアップ」に留まる。