うちの殺し屋さんが可愛すぎる (Splush文庫)

著者 :
  • イースト・プレス
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784781686066

作品紹介・あらすじ

ボディーガードをしている聡一郎は謎の青年・亜鳥を引き取ることに。ヤクザの組長の愛人だったというが、組が解散したことで行き場を失ったらしい。慣れているはずのキスひとつとっても初心な反応を見せる亜鳥。さらには「キスをしたから結婚したんだ! 」とまで言い出した。あまりに無垢すぎる亜鳥を訝しむが、聡一郎はその純粋さに愛しさを覚えていく。しかし、本当は暗殺術のみを仕込まれて育てられたのだと知って……。

感想・レビュー・書評

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  • 亜鳥の育ってきた特殊な環境、
    その殺伐とした育ち方からは考えられない
    可愛げのある性格。
    心に傷を持つ聡一郎は手を焼きながらも
    亜鳥にどんどん魅かれ、世話をしていたつもりが
    その亜鳥の決定的なひと言で救われる。
    引き込まれるように一気に読みました。
    これまで読んだことがない読後感、
    おもしろかったです。

    ふたりの抱える問題はとても重いものなのに、
    ストーリーは重すぎず、
    かといって軽すぎることもなく
    話の流れに全く違和感がなく、
    亜鳥の無邪気な言動やすぐに不安になるところは
    その育ち方を思うと哀れで、
    早く幸せになって欲しいと願いながら読みました。
    最後の頭に文鳥を乗せた姿にふたりの穏やかな生活が
    垣間見れてホッとしました。
    ふたりの気持ちの変化やシリアスな部分と
    穏やかなところ、ベッドのシーンはすこし多めでしたが
    いろいろとバランスのいいストーリーだったと思います。

  • フリーのボディガード・聡一郎がヤクザの組長の愛人だったという亜鳥を預かるが… 知識や常識が幼稚園児並の亜鳥が、聡一郎に懐いていく様子が可愛いけど、そうなった背景はとても不憫で堪らない。死神と異名を持つ亜鳥、でも聡一郎には天使だったのね♪

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