- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784781696577
作品紹介・あらすじ
――今はまだ、あの男の代わりでいいから……。
憧れの騎士と政略結婚をしたレティーシャ。
だが彼はレティーシャを抱く気になれないと、
初夜の契りを交わさぬまま赴任地に戻ってしまう。
夫の無事を祈り、待ち続ける彼女だが、
ある日、彼の部下シーザーに夫の訃報を届けられる。
さらには、夫の愛人を名乗る女とその息子も現れて……。
「俺なら、あなたを悲しませたりしないのに」
傷つき自暴自棄になったレティーシャは、
女としての自分を必要としてくれるシーザーに縋り、
ついには一線を越えてしまい――。
一途な騎士×薄幸の未亡人、逃れられない背徳愛。
感想・レビュー・書評
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論理的な展開の元、ヒロインとヒーローの恋物語が進んでいくので読みやすかった。
夫やその愛人に虐げられるヒロインを救うヒーローというのも私好みのシチュだったので、サクサク読み進められた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
最初はヒーローの一途な愛情に純情な恋愛話だな、と読んでいたけれど、まさかの最後でヒーローの腹黒な一面が現れ、歪んだ執着愛のあるソーニャ文庫らしさも見れて、そこは面白かったです。
ヒロインを翻弄させる夫や愛人のざまぁ展開も2人のあまりのクズっぷりにすっきりするくらい爽快な展開で、最後は幸せな気持ちで読み終わることができました。
読みやすく、最後はスッキリ幸せになれ、とても楽しませてくれる1冊でした。 -
憧れのお兄さんと結婚したのに大切にされなかったレティーシャ。夫を失ってからのレティーシャに、シーザーという味方がいてくれて本当によかった。何故こんなにもレティーシャを想っているのか。とちょっと怖くなるほどだったけど、夫といるよりも幸せになるのは間違いないと思うから。周りのことばかり考えて、自分を後回しにしてしまうレティーシャには、こういう人が必要なのかも。と思えた。夫のこともその愛人のことも忘れて、幸せになってもらいたい。
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面白かった♪いいですね〜(*´∀`*)ヒロインを聖女のように神格化して求める深愛と、夫の裏切りを知ったヒロインの傷ついた心を利用したヒーローの仄暗い本心が【光と影】のようにヒーローの魅力になっていて素敵でしたっ‼︎(ヒロインが良い子すぎるので感情移入出来なかった(^_^))夫があまりにもクズすぎてビックリっっ!!∑(゚Д゚)(苦笑)。【番外編】『ある春のひととき』★3