- Amazon.co.jp ・本 (126ページ)
- / ISBN・EAN: 9784782103999
作品紹介・あらすじ
大手食品会社では取り入れているところも多いと思われますが、「トヨタ方式」といってもよい生産工程改善の試みです。ボトムアップで生産工程の無駄を見つけ改善し、現場からより効率的な生産や人的資源の有効な配置を実現していこうというものです。小集団活動を中心に、地道な積み上げの中で、働きやすい職場、効率の良い職場を作り上げていくもので、一つの文化といってもよいかと思います。本書は、実際に食品会社のコンサルなどを経験、あるいは実際現在携わっている中小企業診断士4名による労作です。現場改善にお悩みのリーダー必読の書としてお勧めします。
感想・レビュー・書評
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食品工場は宝の山
幸書房 平林裕治 西真一 黒田学 山田谷勝善
【発刊にあたって】
「食品製造業を蘇らせたい」
・食の安全、安心は適正な利益の確保による経営があってこそ担保されるもの
・現場の狙い=生産性と品質を同時に向上
・現場改善は企業の競争力
【第1章 駆け足で変わる経営環境】
・発注元に依存しすぎていないか
・製造原価を正しく把握し損益分岐点を意識
・多額の設備投資をしても、ボトルネック工程の生産効率以上の効率にはならない
・協働=共通の目的、貢献意欲、コミュニケーション
・ブレーンストーミングを使って、1人ではできない良い結果を出す(肯定)
【第2章 現場改善とは文化を作り上げる】
・現場改善=作業員の特性を効率よく引き出せるよう設備や作業方法を作業員に合わせる
・現場改善=Productivity,Quality,Cost,Delivery,Safety,Moraleのレベルアップ
・現場、事務局、経営陣の三者の役割
・7つのムダ,動作経済の原則,ECRSの原則
↪︎とりあえず何でも試してみる
【第3章 食品製造業現場の改善事例】
・「はっ、とわかる」「あれ?と気づく」
【あとがきに代えて】
〜中島董一郎という偉大な先達〜
・キューピーの創業者
社訓「道義を重んじる事」「創意工夫に努める事」「親を大切にする事」
・仕事の本当の喜びとは、同じ志を持った人達が、共通の目的を実現する為に、心を合わせて一致協力する時に生まれるもの。詳細をみるコメント0件をすべて表示