教育のエスノグラフィー: 学校現場のいま

著者 :
制作 : 志水 宏吉 
  • 嵯峨野書院
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本棚登録 : 27
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (347ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784782302583

作品紹介・あらすじ

本書では、エスノグラフィーの「対象」「方法」「性質」を略述した上で、内外の教育研究の分野で蓄積されつつある諸実践を、「科学的エスノグラフィー」「職人的エスノグラフィー」「実験的エスノグラフィー」という見出しのもとに整理する。その上で、この方法をめぐる今日的課題を、「科学的方法との関係」「研究対象との関係」「研究の価値」という3つの視点から検討する。

感想・レビュー・書評

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  • 保育園から高校まであらゆる学校種についてそれぞれエスノグラフィーが書かれている。ひとつひとつが長くないので具体的な方法を詳細には書いていないので、最初にどの本かでエスノグラフィーを勉強してから、教育現場での調査の参考にすることができる。
     学部生よりも大学院生向けの本であろう。

  • 「インタビューにおける発話のあいまいさ」。

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著者プロフィール

京都大学文学部(心理学専攻)卒業後、京都家庭裁判所に調査官として11年勤める。
1967より1968年にかけ、ニュージャージー州臨床心理インターンシップ・プログラムに参加、臨床心理士としての訓練修了書を得て帰国。1973年にヴィクトリア大学(カナダ・ブリティッシュコロンビア州)に留学しM.A.(社会学)、1975年にUCLAに移り、1979年にPh.D.(文化人類学)を授与される。
1980年1月より岡山大学文学部(社会心理学)、1993年4月からは東京大学教育学部(比較教育学・心理人類学)、1999年4月よりお茶の水女子大学大学院人間文化研究科(社会臨床・文化心理学)で教鞭をとり、2004年11月よりお茶の水女子大学名誉教授。
主著として、『子供の異文化体験――人格形成過程の心理人類学的研究』(思索社、1984、増補改訂版、新思索社、2003)、『文化のなかの子ども』(東京大学出版会、1990)、『地球市民を育てる教育』(岩波書店、1997)、編著として、『フィールドワークの技法と実際――マイクロ・エスノグラフィー入門』(ミネルヴァ書房、1999)、『フィールドワークの技法と実際Ⅱ――分析・解釈編』(ミネルヴァ書房、2009)、監訳として、『質的研究のための理論入門――ポスト実証主義の諸系譜』(ナカニシヤ出版、2018)がある。

「2020年 『EPAインドネシア人看護師・介護福祉士の日本体験』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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