- Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
- / ISBN・EAN: 9784783709428
感想・レビュー・書評
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1978年に詩集『オンディーヌ』を初めて手にして以来、彼女の作品に触れるたび、鋭利な刃物で身を切られてとめどなく血が流れる、という感覚に捉われる。今、読み返してもそれは同じ。どこか共鳴するものが自分の中にあるからだろう。好きな詩人だ。
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やさしい凶器のようなコトバの羅列。
生き急いでいるような印象を受けた。 -
初めて買った詩集。
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いい。
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血を流すようなイメージの詩。
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血の匂いのする詩集。
個人的に「傷痕」「独房」「通過?」が好き。
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「一つ一つの確実な死を ほんの少しひきのばすために たくさんの日常が費やされてゐはしないか。 それでも やがて死ぬ親しいもののいのちをかばって わたしたちはいぢらしく 他人(ひと)を殺しつづける」。詩集の一遍「死に方について」より。 愛によって起こる罪や罰、死や懺悔を思わせる詩が多いような気がします。 前作の詩集よりも暗いです。好みは分かれると思いますが、私は好きです。