湖水を渡って: シルヴィア・プラス詩集

  • 思潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (110ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784783724407

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  • 詩のことはよくわからない

  • 湖水を渡って、皺とり整形、パーラメント丘陵(タイトルでパーマネント野ばら思い出した)、不眠症患者、出現、ベビーシッター、ギブスの虜、死産、私有地、午前二時の外科医、鏡、飼育係の女房。プラスの詩は、基本的に美醜と自己効力感の直結であったような気がする。すいませんが、詩的飛躍を論理的に読み解こうとくのが難し過ぎて眠くなってしまった。自信薄。感覚だけで読んだ。卒論テーマがドストエフスキーの『分身』というのも自己言及的。二極化した自己を、創作で繋ぎあわせ、その架け橋の上に住もうとしたけれども崩れてしまったのか。

  •  精密で圧倒的な描写からは、黒板を爪で引掻く音が聞こえてくるような気配が……。
     欝のときに読んではいけない本でもあります。

  • 張り詰めた弦が掻き切れるとしても、この人はそれを恐れずに鋭い爪で鳴らすだろう。自分の旋律を奏でるために。そんな詩だ。

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著者プロフィール

1932年、アメリカ生まれ。スミス女子大学を卒業後、ケンブリッジ大学に留学。1960年、詩集The Colossus を発表し詩人としての揺るぎない地位を獲得するが、1963年、30歳で自死。

「2022年 『ベル・ジャー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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