ボルヘス詩集 (海外詩文庫 13)

著者 :
  • 思潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (189ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784783725121

作品紹介・あらすじ

第一次世界大戦前後のジュネーブやマドリードで前衛主義の洗礼を受けた後、「宿命」のブエノスアイレスに帰還したボルヘスは、斬新な「ウルトライスモ」の旗幟を掲げて詩壇に打った出た。しかし、それぞれ『審問』と『伝奇集』で代表されるエッセー、短篇のような他ジャンルに関るあいだに、詩風を一変させる。中年に至ってホメーロスやミルトンと同じく失明の悲運に遭遇したこともあって、記憶と推敲に便利なソネットのような定型を用い、月、川、砂、薔薇、虎、鏡といった伝統的な隠喩を借り、古今東西の神話、伝説、文学。思想からの引用を頼りながら、宇宙と存在の永遠の在りようを探る形而上学的な詩人へと変貌したのだ。本書では、『創造者』以降の晩年の詩集からできる限り多くの作品を採ることによって、反時代的であるが故にかえって時代に新鮮な衝撃を与えた、めくるめく「時間の迷宮」の主の姿を鮮明に浮かび上がらせようとした。

感想・レビュー・書評

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  • 新着図書コーナー展示は、2週間です。通常の配架場所は、2階開架 請求記号:908.1//Ka21//13

  • 例外 (詩文集)

  • ボルヘスが生涯にわたって文学的に何をなそうとしていたのかある程度理解出来ていないととてもつまらないでしょう。僕は初読の時ページに涎をつけてしまいました。ただ伝奇集やその批評本等を読んでから読むと、とても面白いです。

  • ブエノスアイレス午前零時

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