単調にぼたぼたと、がさつで粗暴に

著者 :
  • 思潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (155ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784783735656

作品紹介・あらすじ

むしろ汚染水に自らどっぷりと身を浸し
変異に変異を重ねた畸形の花鳥風月を歌ってみようか
薬が無理ならせめて毒をと!
(「現代と詩人」)

「言葉は現代に汚染されつつ 現代から養分を得て生き延びている」と著者は書く。「生きている限り 吸った息は吐かねばならぬ 吐けばそこに言の葉の繁るのが詩人の悲しき性」―とすれば?猛烈な詩の毒をもって、いままさに起こっている問題に踏み込んでいく冒険作。新詩集2冊同時刊行!

著者プロフィール

1959年大阪府生まれ。82年上智大学文学部英文学科卒業。
86年アメリカに移住。90年ペンシルベニア大学経営学修士号取得。
91年第一詩集『笑うバグ』を刊行。94年ドイツに移住。
『世界中年会議』で第3回山本健吉賞・第5回駿河梅花文学賞、
『噤みの午後』で第11回萩原朔太郎賞、『日本語の虜囚』で第4回
鮎川信夫賞を受賞。他の著作に、詩集『現代ニッポン詩日記』『フリー
ソロ日録』、小説『偽詩人の世にも奇妙な栄光』『前立腺歌日記』、
翻訳『ホモサピエンス詩集―四元康祐翻訳集現代詩篇』『ダンテ、李白
に会うー四元康祐翻訳集古典詩篇』ほか多数。2020年以後日本在住。

「2023年 『シ小説・鮸膠(にべ)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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