山の向こうに家はある

著者 :
  • 思潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (93ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784783736301

作品紹介・あらすじ

窓辺からそそぐ、春の陽射しに、ただ影となっている君を前にし、さて君は男の子なのか、女の子なのかと、ふと考えてみる。私は君の、とうさんなのだろうか、かあさんなのだろうか。
(「空中散歩」)

「空に昇って アドバルーンの隣。 見下ろすと 屋上の遊具の救急車に ちっちゃな僕が 乗っている。 エレベーターのかさんが もう遠い」(「百貨店」)。
時の幻燈は不条理なカーナバル、あるいはあの日のモノクローム。銀色の光に溶け込んで、懐かしい影が交差する、ファミリー・シネマ29篇。
気鋭による第3詩集。カバー写真=著者

著者プロフィール

東京都生まれ、埼玉県在住
千葉大学卒業
臨床心理士・写真家

詩集
『天使のいない場所』(2009年)
『が ないからだ』(2010年)
日本現代詩人会、日本詩人クラブ会員

「2018年 『山の向こうに家はある』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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