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- Amazon.co.jp ・本 (93ページ)
- / ISBN・EAN: 9784783736301
作品紹介・あらすじ
窓辺からそそぐ、春の陽射しに、ただ影となっている君を前にし、さて君は男の子なのか、女の子なのかと、ふと考えてみる。私は君の、とうさんなのだろうか、かあさんなのだろうか。
(「空中散歩」)
「空に昇って アドバルーンの隣。 見下ろすと 屋上の遊具の救急車に ちっちゃな僕が 乗っている。 エレベーターのかさんが もう遠い」(「百貨店」)。
時の幻燈は不条理なカーナバル、あるいはあの日のモノクローム。銀色の光に溶け込んで、懐かしい影が交差する、ファミリー・シネマ29篇。
気鋭による第3詩集。カバー写真=著者