- Amazon.co.jp ・本 (334ページ)
- / ISBN・EAN: 9784784070329
作品紹介・あらすじ
鍬と釣竿を手に山里から世界を見据えるまなざしが私たちの時代の入り込んでしまった迷路を解き明かす。
感想・レビュー・書評
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「人間にとって仕事とは何か」を、人生全般を見据えた視点で、余計な前提なしで考察した素晴らしい本。
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戦争に反対しながらも、現実性を喪失しながら生きているのを感じている、
てのがなんかずがんときた 結局どうでもいいんだよな -
この本で語られていることは、すでに読了した「創造的であるということ」の上、下2巻で語られていることとほとんど大差はないなぁというのが率直な印象です。 ただ、それを新聞連載のエッセイとしてとても短い文章で小気味良く、難解な言葉を廃して(これは「創造的であるということ」とも共通することですが・・・・)書かれているので、あとがきも含め333ページの比較的重量感のある本のわりにはサクサクと読み進めることができます。
内容的には KiKi がずっと抱え続けてきたいくつかの命題にある種の目線を与えてくれる本だし、1人で考えていると堂々巡りに陥りがちだった思考に一筋の光り輝く道を示してくれているような気がしないでもないので、とても共感を覚えるのですが読了した今、実は KiKi は全然別のことが気になって気になって仕方なかったりします。 それはこの本のタイトルなんですよね~。
(全文はブログにて) -
著者は哲学者。なのでこの本も難解な哲学書かと思いきや、とても読みやすく、分りやすい。東京での生活と群馬での生活を通して、世界の労働のあり方を考査する。仕事の達成感に誇りを持つ者が、あくまで経済的な観念から仕事を捉える世界での閉塞感を語る。今一度、私の仕事とは何かと自問自答する機会を与えてくれる。