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- Amazon.co.jp ・本 (479ページ)
- / ISBN・EAN: 9784784210855
作品紹介・あらすじ
我が国の説話文学史を通覧する時、早く古代の万葉集(竹取翁歌と孝孫原谷譚など)や日本霊異記に始まって、平安時代の注好選や今昔物語集(巻九)、鎌倉時代の諸説話集や室町時代の御伽草子『二十四孝』、さらに井原西鶴(本朝二十不孝)などへと至る、言わば孝子説話史の一流が文学史を貫流していることは、周知の事実である。孝子説話史と言えば、その基礎資料は大きく孝子伝(古代、中世)と二十四孝(室町以降)の二点に尽きると断じてよいであろう。時代的には、古代から行われてきた孝子伝が、室町期に二十四孝に取って代わられる訳である。本書は、比較文学に始まって東洋史学、考古学、美術史など孝子説話を学際的に研究したものである。
感想・レビュー・書評
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幸いにして古書でgetできました。
徳田進以来の孝子伝研究者といえるかな。フロイト派心理学を用いて孝子伝を読み解くわけですが、賛同出来る箇所と、どうかな?と思う箇所がありました。
精緻な研究をされておられます。この前学会発表を聞きに行ってきました。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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