自意識の昭和文学: 現象としての私 (国文学書下ろしシリーズ)

著者 :
  • 至文堂
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  • Amazon.co.jp ・本 (249ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784784301713

作品紹介・あらすじ

従来私小説は夢や幻想と対極をなすものと考えられてきたが、実はそこには「私」の「見え方」を照らし返してゆく機能が潜在しており、かかる自意識の中には夢と現実との「関係」をも導きだしてゆく契機が内在していたのではあるまいか。「私」が一個の現象へと変位してゆくその様相を通して、牧野信一、川端康成、太宰治、石川淳、小林秀雄、堀辰雄らをつなぐ一本の線が導きだされてゆく。

著者プロフィール

国文学者。

「2023年 『高校生と考える 21世紀の突破口』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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